錦織 杉田と日本人対決 いつになく緊張もエースの貫録でストレート勝ち
2018年10月02日 05:30
テニス
杉田との初対決は、プロでは6年ぶり4度目となる日本人対決だった。加えて自国開催トーナメントへの出場は2年ぶり。「いいプレーを見せたい」という気負いもあって、出だしはミスが早く、何度もブレークのピンチを招いた。
それでも6年前の添田戦を思い出しながら「なるべくポジティブでいるように心掛けた」と対処法を探り出した。第2セットに入ると動きの軽さ、ショットの鋭さが復活。デ杯日本代表を支えた杉田に対し、エースとしての一日の長を示した。
女子の大坂なおみ(日清食品)と両輪で日本テニス界をけん引するが、錦織の存在感はやはりひときわ大きい。前日に日本男子5人目のツアー優勝を果たした西岡には先輩として助言も送っていた。「決勝で戦うという気持ちより、エルベール(西岡の相手)と戦うことだけを考えて頑張って」とツアー初の決勝に臨む心構えをメールした。
「他の人を考えてる余裕はない」と言うものの、第一人者としての自覚がそんな行動にも表れている。「早く世界1位になって、なおみちゃんの方が有名になってくれるともう少しフリーになれるかな」と冗談めかし、「なおみちゃん頑張って!」とエールを送ったが、まだしばらく大黒柱は錦織以外にいなそうだ。(雨宮 圭吾)
▼杉田祐一 序盤のチャンスを取り切れなかった。ああいう場面で今季はずっといいプレーができていない。(第1セット序盤の3本のブレークポイントを生かせずに反省。ランクは100位圏外に転落)
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