紀平 女王へ“足固め”真央以来の高校1年生V狙う!
2018年12月21日 05:30
フィギュアスケート
「靴の柔らかさが気になったけど、しっかりテープを巻いて完璧に持っていければ」
世界のトップ6人が出るGPファイナルを制した高校1年生が懸念するのは、スケート靴だ。純白のパートナーを、今夏から履き始めた。母・実香さん(47)によると、「アクセル足」と呼ぶトリプルアクセルを踏み切る左足の靴の革が「ぐにゃぐにゃのようです」と特に消耗が激しい。それだけ衝撃が大きく、アイスホッケーのスティックに巻く半透明のテープで、試合でも練習でも足首部分を固定してきた。
秋に新しく作った2足はサイズが合わず使用を断念した。そのため、例年3カ月に1回のペースで替えるところを、今年は既に約5カ月使用。紀平は「なんとか全日本まで持たそうという感じ」と、ギリギリの状態と説明し「アクセル以外はきつい方が跳びやすいけど、アクセルはもう少し緩い方がいいのかな」とテープの巻き方の試行錯誤を続ける。
この日のトリプルアクセルは、14回跳んで6回成功にとどまったが、靴と氷の感触を確かめることに主眼を置いていたのだから「いい状態で臨めると思う」と堂々としている。シニアデビュー年の今季は5戦5勝。昨年大会は3位だったが、今回、優勝すれば憧れの浅田真央に並ぶ高校1年での頂点。慣れ親しんだ靴で18年シニア無敗締めへ。16歳は地に足がついている。
▽世界選手権代表選考 男女とも3枠。全日本選手権優勝者がまず決定。2人目は全日本2、3位の選手、GPファイナル出場の上位2選手、全日本終了時の世界ランク上位3選手から選考。2人目の選考から漏れた選手を、国際連盟公認大会での今季自己ベストなどから3人目として選ぶ。また、実績のある選手がやむを得ない理由で欠場した場合の救済措置もあり、男子SP、フリーとも世界最高得点を記録した羽生結弦(ANA)は右足首の負傷で欠場しているが、選ばれる可能性が高い。
おすすめテーマ
2018年12月21日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
三原舞依“自己ベスト”で3位「嬉しくてガッツポーズが出た」
-
坂本花織 75・65点に「うおぉ」五輪選手の意地で好演技
-
5連覇狙う宮原が首位発進!坂本花織が2位、紀平梨花は5位 全日本選手権女子SP
-
紀平と“同門”細田がトリプルアクセル成功「うれしいの一言」
-
錦織圭、2018年を振り返る「テニスができる幸せ…ケガを乗り越える強さも得られた」
-
左肘負傷の世界女王・須崎優衣が棄権 早大監督「次への準備をしっかり」
-
ロケッツの連勝は5でストップ クリッパーズは連敗を4で阻止
-
高橋大輔 2日連続で4回転成功、22日の男子SPへ調整
-
渡辺雄太が22得点 2試合連続で20得点以上をマーク チームは3連勝
-
紀平梨花、アクセル8発で好調アピール 全日本選手権・女子SPへ最終調整
-
男子ゴルフツアー賞金総額42億9475万円!19年日程1大会減でも史上最高額
-
紀平 女王へ“足固め”真央以来の高校1年生V狙う!
-
宮原 5連覇必ず「自分らしく滑ることが大事」
-
真凜 昨年の雪辱に手応え「いい感じで調整できた」
-
高橋 4回転解禁だ!5年ぶり大舞台へ手応え
-
浩美会長謝罪も…放映権問題に揺れるLPGAトップ続投内定
-
JGTO 放映権帰属問題「うまい形で着地したい」
-
奈紗&小祝ら参戦!アマタフレンドシップC 21日から初開催
-
陸上 鉄剤注射「原則禁止」へ…違反しても罰則なし
-
瀬古リーダー 大阪国際で初マラソン挑む大森に「期待」
-
鶴竜“綱の暴力引退”に理解 基準「はっきりした方がいい」
-
超党派議員主催のフォーラム、元貴親方が突然出現
-
不祥事撲滅へ!スポーツ庁「円卓会議」設置へ
-
川井友 順当V王手!源平負傷欠場も「目標」揺らがず
-
高谷 決勝進出!新階級86キロ自信「いい動きできた」
-
道銀 世界2位撃破!女子1次リーグ白星発進