青木、女子100平泳ぎ“ギリギリ”V!2大会連続世界切符

2019年05月31日 05:30

競泳

青木、女子100平泳ぎ“ギリギリ”V!2大会連続世界切符
女子100M平泳ぎで優勝、派遣標準記録も突破した青木玲緒樹(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【競泳ジャパン・オープン第1日 ( 2019年5月30日    東京・辰巳国際水泳場 )】 競泳の世界選手権(7月、韓国・光州)代表の追加選考会を兼ねて行われ、女子平泳ぎ100メートルは青木玲緒樹(24=ミズノ)が派遣標準記録を突破する1分6秒44で優勝し、代表入りした。男子100メートル平泳ぎはリレーで代表内定している小関也朱篤(27=ミキハウス)が59秒12で制し、個人種目の代表権を得た。
 50メートルをトップでターンした青木は、終盤の伸びを欠きながらも逃げ切った。派遣記録に0秒04差で得た2大会連続の世界切符。「ヤバイと思ったけど…ギリギリ切れて良かった」とホッとした表情を浮かべた。

 女子平泳ぎは4月の日本選手権で派遣記録突破者なしに終わり代表内定者ゼロ。青木も5位と力を出せず、200メートルではまさかの準決勝敗退の屈辱を味わった。師事する平井伯昌コーチに泣きながら「練習に行きたくないです」と電話し、今大会の棄権も考えるほどふさぎ込んだ。

 転機は先月末、古巣・東京スイミングセンターの合宿。競技を始めた原点で気持ちを切り替えた。日本選手権の準決勝敗退後、平井コーチに連れられて食べた味噌ラーメンも心に刻まれた。「あのラーメン、つらい時に支えてくださったことは一生忘れない」。苦難を乗り越えた24歳が東京五輪への再スタートを切った。

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