未来夢 ツアータイ!6連続バーディー 単独首位発進

2019年06月07日 05:30

ゴルフ

未来夢 ツアータイ!6連続バーディー 単独首位発進
尾崎将(左)と同組でラウンドする堀川(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー 日本ゴルフツアー選手権森ビル杯第1日 ( 2019年6月6日    茨城県 宍戸ヒルズCC=7387ヤード、パー71 )】 ツアー未勝利の堀川未来夢(26=Wave Energy)が5アンダー、66をマークし単独首位発進した。出だしから圧巻の6連続バーディーで飛び出し、後半は1ボギーに抑えた。腰痛が癒え1カ月ぶりの復帰となった石川遼(27=CASIO)は2バーディー、4ボギーの73で62位と出遅れ。尾崎将司(72=I.S.T)は棄権した。
 伸ばせるところで伸ばし、耐えるところで耐える。メリハリをつけたマネジメントで堀川が飛び出した。「1から6番までがサービスホールなのでそこで伸ばす」。思惑通り序盤はチャンスにつけ3~4メートルを沈めるなど、記録の残る99年以降ではツアー最多タイの6連続バーディー。後半はパーオンできない中でも1ボギーにとどめ「出来過ぎたスタートダッシュ」と振り返った。

 好発進を支えたのはジャンボのアドバイスだった。4月の東建ホームメイト・カップ。一緒に回った72歳からパッティングの助言を受けた。アドレスでの手の位置や構えなどのバランスが悪く「ナチュラルではない」と指摘され、脇の甘かったフォームを修正。グリップの位置も下げた。この日も同組だったジャンボは5番の第1打を打った直後に棄権。「少しだけでしたが、(成長したパットを)披露できて良かった」とうれしそうな表情を見せた。

 昨年まで直近10年間でツアー初優勝者が8人誕生した大会で上々のスタートを切ったが「あまり意識すると空回りする。今日みたいなプレーができればチャンスがあるかな」と冷静に構える。昨年の終盤は2戦連続で最終日最終組で回りながら、ともに最終ホールで崩れて涙をのんだ。その苦い経験を無駄にはしない。

 《日本人では最多》堀川のスタートホールからの6連続バーディーは、日本ゴルフツアー機構(JGTO)発足の99年以降では最多タイ記録。14年ダンロップ・フェニックス最終日のC・ストラウド(米国)、16年レオパレス21ミャンマー・オープン第3ラウンドのS・ノリス(南アフリカ)が達成しているが、日本人選手では最多となる。

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