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バーティ 女子単V、4大大会初の栄冠 豪州勢46年ぶり

2019年06月10日 05:30

テニス

バーティ 女子単V、4大大会初の栄冠 豪州勢46年ぶり
全仏オープン女子シングルスで優勝して四大大会初制覇。トロフィーを掲げるバーティ Photo By 共同
 【テニス 全仏オープン第14日 ( 2019年6月8日    パリ・ローランギャロス )】 女子シングルス決勝で第8シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)がノーシードの19歳、マルケタ・ボンドロウソバ(チェコ)を6―1、6―3で下し、4大大会を初制覇した。同種目のオーストラリア勢の優勝は1973年大会のマーガレット・コート以来46年ぶり。23歳のバーティは優勝賞金230万ユーロ(約2億8000万円)を獲得し、大会後の世界ランキングで2位に浮上する。
 23歳の戦術家が熟練のプレーを見せ、19歳を圧倒した。左利きの相手のバック側に深く押し込む強打から一転、前に短めのスライスショットで揺さぶった。オーストラリアに46年ぶりに女子シングルスの優勝杯をもたらしたバーティは、挫折を乗り越えた競技人生を「ジャーニー(旅)」という言葉で表現した。

 ジュニア時代から将来を嘱望されたが、ツアー生活に疲れて一度は競技を離れ、クリケットをプレー。16年にテニスに戻り、世界ランキング623位から再出発した。今は旅の厳しさも楽しさも受け止め「人として成熟するためにテニスを離れた。この日が来るとは夢にも思わなかった」と感慨深げに語った。

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