“ドラ1新人”のQBマーリーが5戦目で初勝利 王者ペイトリオッツは開幕5連勝
2019年10月07日 12:47
アメフト
テキサス工科大の指揮官から転身したクリフ・キングズベリー新監督(40)にとっても初勝利。「彼(マーリー)は腕と脚を使って活躍してくれた。持ち味を発揮したね」と小柄な司令塔の奮闘を称賛した。
ベンガルズはQBアンディー・ドールトン(31)が262ヤードと2TDをパスでマークし、残り2分に同点に追いついたが、最後はマーリーのプレーを阻止できずに11年ぶりの開幕5連敗。1990年以降、開幕5連敗はリーグ最多の7回目となった。
昨季のスーパーボウルを制した王者ペイトリオッツはレッドスキンズを33―7(前半12―7)で下して4年ぶり5回目の開幕5連勝。20季目を迎えているQBトム・ブレイディー(42)は348ヤードと3TDをパスでマークし、通算パス獲得7万1923ヤードは、ブレット・ファーブ(元パッカーズほか)の7万1838ヤードを抜いて歴代3位に浮上した。また通算TDパスは527。ペイトン・マニング(元コルツほか)が持つNFL記録(539)にあと「12」と迫ってきた。
守備陣もレッドスキンズのQBコルト・マッコイ(33)に6度のサックを浴びせて勝利に貢献。4試合連続で5回以上のQBサックを記録した。また開幕5試合を終えて、許したパスによるTDは0。これは1988年のブラウンズ以来、31シーズンぶりの珍しい記録となった。
レッドスキンズは開幕5連敗。6季目を迎えているジェイ・グルーデン監督(52)の進退問題が注目されている。
AFCでペイトリオッツにとって最大のライバルになると見られているチーフスは地元カンザスシティー(ミズーリ州)でコルツに13―19(前半10―13)で敗れ、今季5戦目で初黒星。2017年11月のビルズ戦(●10―16)以来、26試合ぶりに得点が「25」に届かなかった。QBパトリック・マホームズ(24)は39回中22回のパスを通して321ヤードと1ヤードを獲得したが、10得点は先発デビュー以来、25戦目での自己最少記録となった。
コルツは3勝2敗。3季目のRBマーロン・マック(23)が29回のキャリーで132ヤードを稼ぎ、守備陣もマホームズを4度サックして流れを変えた。
<第5週ダイジェスト>
▼自己新 タイタンズのQBディショーン・ワトソン(24)がファルコンズ戦で33回中28回のパスを成功。自己最多の426ヤードと自己記録に並ぶ5TDをパスでマークした。ファルコンズ戦で400ヤード以上を獲得したQBは7季ぶり。400ヤード+5TD以上を、5回以下のパス不成功で記録したのはNFL史上初。
▼負傷 スティーラーズのQBメイソン・ルドルフ(24)はレイブンズ戦の第3Q、アゴにヒットを受けて脳震とうを引き起こしプレー続行不能。試合は延長の末に23―26で敗れた。スティーラーズはすでに本来のエースQBベン・ロスリスバーガー(37)が肘のじん帯断裂で今季の出場が絶望になっている。
▼健闘 昨季6勝10敗のビルズは敵地ナッシュビル(テネシー州)でタイタンズを14―7で退けて4勝1敗。ロードでは26季ぶりの開幕3戦全勝。2季目のQBジョシュ・アレン(23)は219ヤード、2TDをパスでマークした。
<第5週の結果>
▼3日
*シーホークス(4勝1敗)30―29ラムズ(3勝2敗)
▼6日
ビルズ(4勝1敗)14―7*タイタンズ(2勝3敗)
*イーグルス(3勝2敗)31―6ジェッツ(4敗)
カージナルス(1勝1分け3敗)26―23*ベンガルズ(5敗)
バイキングス(3勝2敗)28―10*ジャイアンツ(2勝3敗)
*セインツ(4勝1敗)31―24バッカニアーズ(2勝3敗)
ペイトリオッツ(5勝)33―7*レッドスキンズ(5敗)
*レイダース(3勝2敗)24―21ベアーズ(3勝2敗)
*テキサンズ(3勝2敗)53―32ファルコンズ(1勝4敗)
レイブンズ(3勝2敗)26―23(延長)*スティーラーズ(1勝4敗)
*パンサーズ(3勝2敗)34―27ジャガーズ(2勝3敗)
ブロンコス(1勝4敗)20―13*チャージャーズ(2勝3敗)
パッカーズ(4勝1敗)34―24*カウボーイズ(3勝2敗)
コルツ(3勝2敗)19―13*チーフス(4勝1敗)
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