瀬古氏、一山の逆転五輪切符へ“太鼓判”「2時間20分台出る」

2020年02月14日 05:30

マラソン

瀬古氏、一山の逆転五輪切符へ“太鼓判”「2時間20分台出る」
瀬古リーダー Photo By スポニチ
 東京五輪マラソン女子代表の最終選考レースとなる名古屋ウィメンズマラソン(3月8日号砲)に出場する招待選手が13日に発表され、9月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)に出場した5選手がエントリーした。名古屋市内で会見した日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(63)は一山麻緒(22=ワコール)を最大の注目選手に挙げ「ポテンシャルはエントリーの中で一番。2時間20分台を出してもおかしくない力はある」と五輪切符に“太鼓判”を押してみせた。
 自己ベストこそ2時間24分33秒と招待選手中で6番目だが、初マラソンとなった19年東京マラソンで日本人トップを獲得するなど潜在能力の高さを評価する声は多い。瀬古リーダーもその一人。「(一山は)若くて勢いがある。普段通りの力を出してもらえればいけるんじゃないですか」と高く評価する。

 最後の1人となる3人目の代表は、先月の大阪国際女子マラソンで優勝した松田瑞生(24=ダイハツ)の2時間21分47秒を上回り、日本人最上位となる必要がある。激戦が予想されるが、ナイキ製厚底シューズに履き替える見込みの22歳に「彼女の跳ねる走りにフィットすると思う」と期待を込めていた。 

 ◆一山 麻緒(いちやま・まお)1997年(平9)5月29日生まれ、鹿児島県出身の22歳。16年に出水中央高からワコールに入社。初マラソンとなった19年東京マラソンでは日本人トップの7位に入賞した。憧れの選手は同僚の福士。1万メートルの自己ベストは31分34秒56。1メートル58、43キロ。趣味はショッピング。

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