照強 小兵弟弟子との“送り掛けリレー” 十両以上では初の珍手

2020年06月02日 05:00

相撲

照強 小兵弟弟子との“送り掛けリレー” 十両以上では初の珍手
19年夏場所、千代丸(左)を送り掛けで破る照強 Photo By スポニチ
 【夏場所メモリー   照強(東前頭15) 送り掛け 千代丸(東前頭13) ( 【9日目】19年5月20日 )】 立ち合いで千代丸の突きを食らって劣勢となった照強は、右からおっつけていなして離れ、手をはねのけて懐に入った。もろ差しになって右から振り、泳いだ相手の左腰から後ろに回り込むと背後から抱きついて動きを止め、右足を相手の左足に絡めた。すると、190キロの大きな体は前から崩れ落ちた。
 最初の場内アナウンスで決まり手は「送り倒し」と発表された。ところが、支度部屋の風呂から上がってきた照強は報道陣に「送り掛けにならないんですかね?」と質問。ちょうどその頃、「送り掛け」に訂正された。01年初場所で、決まり手として導入されてからは十両以上で初めてとなる珍手だ。

 「最初(決めたのは)は誰か知ってます、こいつです」。1メートル69の小兵が指さしたのは当時、付け人だった1メートル72の翠富士。幕下だった弟弟子は、17年春場所9日目の三段目、神嶽戦に勝った際に決めている。とても珍しい決まり手は偶然、小兵の兄弟弟子が決めたものだった。 

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