NBAウィザーズのウォールが再開シーズンを回避 復帰を断念して今季は全休

2020年06月30日 10:26

バスケット

NBAウィザーズのウォールが再開シーズンを回避 復帰を断念して今季は全休
オーランドの再開シーズンに参加しないことになったウィザーズのウォール(AP) Photo By AP
 NBAウィザーズのトミー・シェパードGMは29日、チームの大黒柱ながらアキレス腱の断裂などの故障で今季の出場を見送っていたガードのジョン・ウォール(29)について、再開シーズンの舞台となるフロリダ州オーランドへのチーム総編成枠(選手とスタッフ含めて35人)から除外すると発表。ウォールは5月末「110%、体調は万全」と語って再開シーズンに出場する可能性をほのめかし、傘下のマイナーリーグ(Gリーグ)に所属する「キャピタルシティー・ゴーゴー」のメンバーと練習を重ねていたが、結局今季は“全休”することになった。
 今季年俸が3819万9000ドル(約41億3000万円)となっているウォールはケンタッキー大時代の2010年のドラフトで全体トップで指名され、球宴には5回選出。通算573試合で平均19・0得点、9.2アシストをマークしていた。しかし2018年12月に左かかとを痛め、2019年1月に手術。2月には左アキレス腱を断裂してその後はリハビリに専念していた。

 八村塁(22)が所属するウィザーズは3月の中断時点で24勝40敗。東地区全体9位で22チームによる再開シーズンに加わるが、8位マジック(30勝35敗)とは5・5ゲーム差。8試合限定のレギュラーシーズンで4ゲーム差以内に詰めればプレーオフへの出場権がかかる2試合制の決着シリーズに持ち込めるが、すでにシューターのダビス・バターンズ(27)も両膝の故障リスクを回避するために欠場を表明しており、ウォールの復帰もなくなったことで戦力的には苦しい状況となった。

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