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奈紗 独走6差、完全V王手!19アンダーで54ホール終了時点大会最少スコア更新

2021年07月12日 02:30

ゴルフ

奈紗 独走6差、完全V王手!19アンダーで54ホール終了時点大会最少スコア更新
18番でバーディーを決めてガッツポーズの畑岡(AP) Photo By AP
 【米女子ゴルフツアー マラソン・クラシック第3日 ( 2021年7月10日    オハイオ州 ハイランドメドーズGC=6578ヤード、パー71 )】 初日から首位を走る東京五輪代表の畑岡奈紗(22=アビームコンサルティング)が完全優勝での米ツアー4勝目に王手をかけた。8バーディー、1ボギーの64をマーク。2位との差を6打に広げる通算19アンダー、194とし、54ホール終了時点の大会最少スコアを1打更新した。28位で出た笹生優花(20=ICTSI)も64で回り11アンダーで5位に浮上した。
 最終18番、カラーから6メートルをパターで沈めた畑岡は拳を握った。連続バーディー締めで64。前半こそ同組のハリガエと競り合ったものの、後半突き放し「差を埋められることなく終われたのは大きい」と充実感に浸った。

 切れ味鋭いアイアンショットを武器にバーディーを量産した。2番で2・5メートルにつけてバーディー先行。7番パー5では第3打を1メートルにぴたり。14番は1・5メートル、15番は40センチにつけて連続バーディー。フェアウエーを外したのも、パーオンを逃したのも1回だけと安定感抜群だった。

 この大会は2度目の参戦。初出場した17年は林でセパレートされた難コースに手を焼き初日77と崩れて予選落ち。「このコースにめためたにやられた。狭くて自分向きではないと思った」と苦手なイメージが残った。

 しかし、4年ぶりの今回は54ホールの大会最少スコアを1打更新した。特に14番以降の終盤5ホールは3日間とも4バーディーを奪う好相性ぶりを発揮している。「自分が成長していると実感できる」と誇らしげだ。

 次週ダウグレートレークスベイ招待に出場した後、エビアン選手権には参戦せず帰国する。19年起亜クラシック以来のツアー4勝目を手に凱旋すれば、8月4日から始まる東京五輪に弾みがつく。

 初日から首位を走り米ツアー自身初の完全優勝は目前。6打リードで最終日を迎える。過去のデータなどに基づくツアーの試算では優勝確率81・8%。圧倒的優位に立つが「自分の目標に向かってゴルフをするだけ」と気の緩みはない。

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