遼 新アイアン手応え4差発進「縦の距離感良かった」納得のノーボギー

2021年08月20日 05:30

ゴルフ

遼 新アイアン手応え4差発進「縦の距離感良かった」納得のノーボギー
10番、ティーショットを放つ石川(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー 長嶋茂雄招待セガサミー・カップ第1日 ( 2021年8月19日    北海道千歳市 ザ・ノースカントリーGC=7178ヤード、パー72 )】 大会連覇を目指す石川遼(29=CASIO)が3アンダーの69で回り、首位に4打差の27位とまずまずのスタートを切った。宋永漢(30=韓国)が7アンダーの65で首位。1打差の2位に竹安俊也(28=フリー)ら4人が続いている。
 理想のショットは1、2発しか出なかったが、石川は納得していた。ツアー中断前の7月の日本プロ。その時に1球も打てなかった落ち際に1~2メートル左に曲がるドローボールを初日に放つことができた。「常に成長につなげたいと思っているので、それは感じている」と手応えを口にする。4番の第1打をキャリーで300ヤード飛ばし、18番では距離のあるバンカーからOKに寄せてバーディーなど、手堅くまとめた。

 開幕前日のプロアマ戦で、アイアンをバックフェースに厚みのあるマッスルバックからフェースの裏面がくぼんだキャビティータイプに替え、ぶっつけ本番で使った。「縦の距離感が良かった」。約1年半前からスイング改造に取り組み、インパクトゾーンでの手の操作を抑える打ち方の習得を目指している。新アイアンはマッスルバックに比べ、その手元の操作をあまり必要としないクラブだ。

 「ノーボギーのラウンドは目標の一つにあった。明日以降、もう少しチャンスをつくれれば」。首位に4打差のスタートなら石川にとっては射程圏だ。

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