卓球・岩渕幸洋“旗手パワー”悲願1勝 16年リオでは1ゲームも奪えず

2021年08月26日 05:30

卓球

卓球・岩渕幸洋“旗手パワー”悲願1勝 16年リオでは1ゲームも奪えず
<パラリンピック卓球シングルス>初戦をフルセットの末に制し、雄叫びをあげる岩渕(撮影・坂田 高浩) Photo By スポニチ
 【東京パラリンピック第2日 卓球男子シングルス(立位9)1次リーグD組   岩渕幸洋3―2フェイシートンプソン ( 2021年8月25日    東京体育館 )】 卓球の1次リーグが行われ、開会式で旗手を務めた男子シングルス(立位9)のエース、岩渕幸洋(26=協和キリン)が初勝利を挙げた。16年リオ大会では1ゲームも奪えずに敗退。悲願の1勝に「やはりパラの舞台で勝つのは凄く難しい。勝利を自信にして一戦一戦頑張っていきたい」と笑顔を見せた。
 緊張で自滅した5年前と同じ轍(てつ)は踏まなかった。「試合の緊張感はあったが、最後まで前向きに向かっていけた」。最終ゲームでは10―10のジュースから2連続得点で試合を決めるメンタル面の成長も見せた。

 前夜の開会式は、午前9時40分開始の初戦に合わせるため中座。「十分睡眠も取れた」と万全で臨んだ。きょう26日は一日2試合のタフな日程だが「まだまだやってきたことは全て出し切れていない」と大暴れを誓った。(河西 崇)

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