“コスメ番長”吉田が2勝目 インタビュー前にリップ塗り直し「秋先取りメーク」でキラキラ笑顔

2021年09月06日 05:30

ゴルフ

“コスメ番長”吉田が2勝目 インタビュー前にリップ塗り直し「秋先取りメーク」でキラキラ笑顔
プレーオフを制して2勝目、笑顔でカップを掲げる吉田(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー ゴルフ5レディース最終日 ( 2021年9月5日    三重県 ゴルフ5カントリー四日市C=6563ヤード、パー72 )】 首位と4打差の7位から出た“ミレニアム世代”の吉田優利(21=エプソン)が通算14アンダーで並んだ岡山絵里(25=ニトリ)とのプレーオフを2ホール目で制し、7月最終週の楽天スーパー・レディースに続くツアー2勝目を挙げた。新垣比菜(22=ダイキン工業)ら4人が通算12アンダーの3位に入った。
 30センチのパーパットを先に沈めてその時を待った。18番を舞台にしたプレーオフ2ホール目。岡山が2メートルのパーパットを外して歓喜の瞬間を迎えると、吉田はカメラの放列に向かってVサイン。中継局の優勝インタビュー前にはリップを塗り直し“コスメ番長”と呼ばれる吉田らしいキラキラ笑顔をお茶の間のファンに届けた。

 「秋先取りメークです。オレンジと黄色に変えました」。30度を超える猛暑の中、7月の楽天スーパー・レディースは夏をイメージしたピンクのメークでツアー初優勝を飾ったが、9月を迎えてイメージチェンジ。首位に4打差で迎えた最終日はアイシャドーもチークもオレンジ色に統一して気持ちも整え、参加68人中最多の9バーディー。15番ではグリーン左手前のバンカーからチップインバーディーを奪うスーパーショットも飛び出した。

 同じ00年生まれのミレニアム世代の古江彩佳はアマチュアVを含む4勝、西村優菜はメジャーを含む2勝。先を越されてしまったが、同じ辻村明志コーチ門下の上田桃子、小祝さくらら偉大な先輩を手本に技を磨き、新人ながら毎試合トレーナーを帯同して着々と体の強化も図ってきた。初優勝からわずか1カ月での2勝目は心の面でも大きなプラスとなった。

 「3勝目に向けて明日からまた、リスタートしていこうと思います」。千葉・麗沢高3年の時に宮里藍さん以来となる日本女子アマチュア選手権と日本ジュニアの2冠を達成した期待の星が本格化の兆しを見せている。

 ◇吉田 優利(よしだ・ゆうり)2000年(平12)4月17日生まれ、千葉県市川市出身の21歳。10歳からゴルフを始める。千葉・麗沢高1年だった16年からナショナルチーム入り。18年に日本女子アマチュア選手権と日本ジュニアの2冠。19年プロテストに一発合格。名前の由来は「優しく有利に育ってほしい」。日本ウェルネススポーツ大在学中。1メートル58、58キロ。血液型O。

 【勝者のクラブ】▼1W=ブリヂストン・ツアーB・JGR(ロフト9.5度、硬さS、長さ45インチ)▼3W=テーラーメイド・SIM2・MAX(15度)▼3、4U=ブリヂストン・ツアーB・JGR(19、22度)▼5I~PW=同・201CB▼ウエッジ=同・ツアーB・BRM・バイティング・レール・ミルド(48度)、同・ツアーB・XW―F(52、58度)▼パター=オデッセイ・オー・ワークス・ブラック・♯2W(ピン型)▼ボール=ブリヂストン・ツアーBX

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