ウクライナ出身のNBA2選手が抗議声明 ロシアのウクライナ侵攻を非難

2022年02月25日 12:21

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ウクライナ出身のNBA2選手が抗議声明 ロシアのウクライナ侵攻を非難
抗議声明を出したキングスのレン(AP=左) Photo By AP
 NBAキングスのセンター、アレックス・レン(28)と、渡辺雄太(27)と同じラプターズに所属しているシューティングガードのスビアストラス(通称スビ)ミハイルーク(25)の2選手が24日、ロシアのウクライナ侵攻に関して英語とロシア語の両方で共同の抗議声明をSNSに投稿。2人ともウクライナ出身で米国の大学を経てNBA入りした選手だが、母国で起こった出来事を「WAR(戦争)」と称し、ロシアによる侵略を非難した。
 共同の抗議声明は「最悪の悲劇が私たちの母国ウクライナで起こってしまいました。私たちは断固としてこの戦争を非難します。ウクライナは自分たちの運命を自分たちで決めたいと思っている人々が住んでいる平和で独立した主権国家。私たちは家族、友人、そしてすべての人たちのために、この恐ろしい戦争が一刻も早く終わることを祈っています」と怒りと祈りをこめた内容。さらに「親愛なるウクライナの同胞へ。団結しましょう。私たちもあなたたちと一緒です」とウクライナ国民と連帯していく姿勢を鮮明に示した。

 昨季、八村塁(24)が所属しているウィザーズでもプレーしたレンはメリーランド大から2013年のドラフト1巡目(全体5番目)に指名されてNBA入り。生まれたのはウクライナ東部のルガンスク州アントラツィトという小さな町で、そこは21日にロシアのプーチン大統領が独立を承認した親ロシア派地域に含まれている。

 渡辺とラプターズで今季チームメートになったスビアストラス(通称スビ)ミハイルーク(25)はカンザス大から2018年のドラフト2巡目(全体47番目)に指名された選手。故郷はウクライナ中部のチェルカッシィの出身で、そこは第二次世界大戦でのドイツとソ連が激突した場所でもある。

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