橋本聖子会長 30年冬季五輪の札幌市招致に私見「意義と価値が伝わらない限り支持率は上がらない」

2022年06月21日 20:32

五輪

橋本聖子会長 30年冬季五輪の札幌市招致に私見「意義と価値が伝わらない限り支持率は上がらない」
東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の理事会であいさつする橋本聖子会長。右は東京都の小池百合子知事=2022年6月21日午後4時6分、東京都庁(代表撮影) Photo By 代表撮影
 東京五輪・パラリンピック組織委員は21日、都内で理事会を開いた。これで第50回を迎え、今回が最後の理事会。橋本聖子会長(57)は会見に出席し、2030年冬季五輪・パラリンピック開催地における札幌市の招致へ思いを語った。
 昨夏、新型コロナウイルス下で開催された東京五輪・パラリンピック。開幕直前まで大会開催に対する批判的な声があったが、橋本会長は閉幕後について「報道機関の世論調査で約8割の方から“開催して良かった”というお声をいただいている」と報告した。

 30年冬季大会の札幌招致に向けても、五輪・パラリンピックへのネガティブなイメージを払拭し、北海道民、札幌市民の理解を得ることは必要となる。「招致に向けて、プロモーション委員会を設置してご尽力いただいている。東京大会の意義と価値が伝わらない限り、札幌市民、道民の皆さんからの支持率が上がらないと思う」と私見を述べた橋本会長。大会を招致することで観光や食など産業の発展やアピールにもつながるとし「プロモーション委員会の方々が、2030年の意義と価値を発信していただけることに期待している」などと語った。

 大会の準備と運営を目的に14年1月に設立された組織委は今月30日で解散し、約8年半の活動に幕を下ろす。今後は27日の評議員会で選任される3~6人の清算人が清算法人の業務を執行する。 

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