新ルールで“夕梨花タイム”が激減…藤沢五月「作戦の完成形は模索中」
2022年11月09日 16:37
カーリング
吉田夕は「去年までだと、Bプランで前に当たっちゃってもいいというものが、今シーズンから絶対に当てていけないというところで、見ている人からは同じドローショットに感じても実際はマージンの部分が大きく変わった。リードというポジションは去年までウエートが合っていればOKだったけど、ウエートと曲がり幅も加味しないといけなくなった」と解説。「そういう制約ができたので、さっちゃん(藤沢)とウエートの話プラス曲がり方の話も多くするようになった」と振り返った。
スキップの藤沢五月(31)は「“夕梨花タイム”がほとんどできなくなった。ただ、相手のガードの石がセンターラインに乗らなければ、ウィックができるので、夕梨花に求めるショットが難しくなっている」と説明し、その上で「夕梨花に今までより、たくさんドローショットを投げてもらうことで、アイスの変化により早く気付けるというメリットもできた」と強調。「作戦の部分で完成形というのはまだ模索中ではあるので、今回の大会で優勝できたことは良かったと捉えているけど、まだまだこれから考えなくちゃいけない」と、さらに戦術面を突き詰めていく方針を示した。
チームはカナダ・オークビルでの大会に出場し、12月16日に開幕する軽井沢国際に合わせて帰国する予定となっている。