初ファイナル王者の宇野昌磨、今季世界最高点も「まだまだ成長できる余地がある」

2022年12月10日 23:49

フィギュアスケート

初ファイナル王者の宇野昌磨、今季世界最高点も「まだまだ成長できる余地がある」
<トリノGPファイナル男子フリー>出水トレーナー(左)、ステファンコーチにはさまれガッツポーズの宇野昌磨(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【フィギュアスケートGPファイナル最終日 ( 2022年12月10日    イタリア・トリノ )】 男子フリーでは、SP首位の宇野昌磨(トヨタ自動車)が自己ベストを更新する204・47点を出し、合計304・46点で初制覇を成し遂げた。フリー、合計点とも今季の世界最高得点をマーク。昨季の世界選手権に続き、ファイナルのタイトルも獲得した。
 「G線上のアリア」を演じ、序盤のループ、サルコー、フリップの4回転を決め、出来栄え評価(GOE)で全て3点以上を引き出した。後半の4回転トーループ2本も降り、演技を終えると氷上で笑顔を見せた。

 「とてもうれしい。サポートしている皆さんが喜びを爆発させていてうれしく思う。練習してきたことがしっかり出せた」と語りつつも「まだまだ成長できる余地がある。よりレベルアップできるように頑張ります」と話した。「いろんな選手の取り組み方を見て、練習量は限られる中でどうやったらたくさん練習できるか」と考えてきたという。

 ただ、同じ氷上で滑る選手の演技は見ていたが、この会場で行われた06年トリノ五輪銀メダルのステファン・ランビエル・コーチの過去の演技は見たことがないと明かし「申し訳ないんですが…何のプログラムをしていたか分からない。アイスショーに出た時“この人こんなにうまかったんだ”と。それが自分のコーチになった。ステファンのこのプログラム、というのはない」と告白。会見場が笑いに包まれ、司会者がランビエル・コーチが後ろで聞いていることを明かすと、再び会見場が沸いていた。

おすすめテーマ

2022年12月10日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム