東のヒートも王手 ドラフト外入団4選手が奮闘 「東西同時スイープ」なら7試合制の地区決勝では初
2023年05月22日 11:56
バスケット
今ポストシーズンで平均31・1得点をマークしていたジミー・バトラー(33)は第3Qまでの出場で16得点、8リバウンド、7アシストをマークし、バム・アデバイヨ(25)は13得点。第4戦で顕著だったのはドラフト外入団だった4人の奮闘。35分出場した先発ガードのゲイブ・ビンセント(26)が6本の3点シュートでレギュラーシーズンを含めて自己最多の29得点を稼げば、ダンカン・ロビンソン(29)は22得点、ケイレブ・マーティン(27)は18得点、マックス・ストルース(27)も10得点を稼いでセルティクスのディフェンスをかき回した。この4人で3点シュートを30本中16本を成功。ヒートは3点シュートを35本中19本を沈めて(成功率54・3%)第3Q終了時点で30点差をつけて快勝した。5シーズン目のロビンソンのプレーオフでの3シュート成功本数は124。これは2010年から4シーズン在籍したレブロン・ジェームズ(現レイカーズ)の123を抜いてチーム最多本数となった。
対戦相手のセルティクスは主要ローテーションに入っている8人中7人がドラフト1巡目の指名選手。その“エリート軍団”に対して、ヒートはタイラー・ヒーロ(23)とビクター・オラディーポ(30)の主力ガード2人不在という陣容で白星を3つ重ねている。
ヒートは今季44勝38敗で東地区全体の7位だったが、プレーイン・トーナメント初戦で8位のホークスに敗れ、2戦目に勝ってプレーオフに進出したために第8シード。第8シードのチームのファイナル進出は、労使紛争の影響で短縮シーズンだった1999年にニックス(27勝23敗)が達成しているが、プレーオフが12チーム制から16チーム制になった1984年以降、82試合のフルシーズンでは最下位シードのチームが最後の大舞台まで勝ち上がったケースはなく、ヒートはその“偉業達成”を視野にとらえている。
セルティクスではジェイソン・テータム(25)が第3Qまでの出場で14得点と10リバウンドを記録したが、3点シュートの成功は7本中1本のみ。同選手のこのシリーズでの成功率はレギュラーシーズンの35・0%から25・0%に低下している。ジェイレン・ブラウン(26)も12得点どまり。チームの3点シュート成功は42本中11本で、成功率は第2戦の28・6%をさらに下回って26・2%と低調だった。
<ヒートのポストシーズン>
▼プレーイン・トーナメント
(1)●*105―116○ホークス
(2)○*102―91●ブルズ
▼東地区1回戦(対バックス=4勝1敗)
(1)○130―117
(2)●122―138
(3)○*121―99
(4)○*119―114
(5)○128―126(延長)
▼東地区準決勝(対ニックス=4勝2敗)
(1)○108―101
(2)●105―111
(3)○*105―86
(4)○*109―101
(5)●103―112
(6)○*96―92
▼東地区決勝(対セルティクス=3勝)
(1)○123―116
(2)○111―105
(3)○*128―102
*はホームゲーム
おすすめテーマ
2023年05月22日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
リーグワンMVPは東京ベイCTB立川理道主将!「びっくり」 大黒柱として初優勝に貢献
-
リーグワン新人賞は埼玉CTB長田智希 ベスト15との2冠達成「もっと強くなりたい」
-
石川遼が単独トップで折り返し 全米オープン日本地区予選
-
4場所ぶり復帰の欧勝竜が序二段で5戦全勝 昨年秋に右肩手術…24連勝記録の入門当初に筋断裂していた
-
東のヒートも王手 ドラフト外入団4選手が奮闘 「東西同時スイープ」なら7試合制の地区決勝では初
-
池江璃花子 ミニスカワンピ姿にファン騒然 「モデルさんかと」「美脚すぎる」
-
松山英樹は2つ落として29位に後退「スタートの3パットが全て」 ブルックス・ケプカが大会3勝目
-
新婚パワーだ!小貫衣織 女子レギュラーの部V 夫・横山明仁の助言でマスターズGC切符獲得
-
寺西が総合優勝「狙い通りで運も良かった」3打差つけて昨年の雪辱果たす
-
井上「残念です」18番痛恨ボギーで女子レギュラーの単独優勝逃す
-
72歳の高橋「惜しかった」1打及ばず…2日連続のエージシュート逃す
-
女子レジェンズ 久保樹&天沼がV 通算2オーバーで両者譲らず
-
山下美夢有 7差ぶっちぎりV!前週プレーオフで敗れた“リベンジ”「やっと自分らしいプレーができた」
-
山下美夢有 体つきはパワーアップも大阪桐蔭時代から変わらない愛されキャラ
-
岩井明愛 伸ばしきれず2週連続2位「美夢有さんが一日、凄いプレーをしていてさすがだと思う」
-
蝉川 逆転Vならず2位終戦 22日全米オープン予選強行出場意向「自分のベストを尽くしたい」
-
横綱・照ノ富士 全勝で単独首位「優勝目指して」 下半身の動き好感触で増す安定感
-
朝乃山 痛恨初黒星…現役最長力士の変化に「予想してなかった」
-
【二所ノ関親方 真眼】連勝モード貴景勝!!完璧“二の矢”左攻め
-
貴景勝 本来の姿で3連勝 立ち合いから主導権握って突き出し
-
“令和の怪物”落合 「いつもと変わらない」平常心で無傷勝ち越し
-
田中希実、復活V 女子1500メートルで思い通りの走り 海外勢上回るラストスパート
-
桐生「肉離れだと思う」 男子100メートルで左太腿裏痛め予選落ち 日本選手権欠場へ
-
川内の弟・鮮輝2度目のV 12キロ過ぎから独走 いわて奥州きらめきマラソン
-
Bリーグ・千葉J 史上初の3冠へ前進 年間王者PO決勝進出 相手は天皇杯決勝と同じ琉球
-
三輪 初の世界体操代表切符 「俺が行くんだぞ」気持ち奮い立たせて全日本7位から大逆転3位