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【体操】パリ五輪代表16歳の岸里奈「直そうとしたが…」 憧れ内村航平さんからの助言が“支え”に

2024年06月19日 19:11

体操

【体操】パリ五輪代表16歳の岸里奈「直そうとしたが…」 憧れ内村航平さんからの助言が“支え”に
戸田市の菅原市長から花束を受け取る体操女子でパリ五輪代表の岸(撮影・中村 和也) Photo By スポニチ
 体操女子でパリ五輪代表の岸里奈(16=戸田市SC)が19日、埼玉県戸田市役所で菅原文仁市長を表敬訪問した。
 4月の全日本個人総合選手権2位。5月のNHK杯でも2位に入り、初の五輪切符を獲得した。「NHK杯の目標が優勝することだったので2位の結果に終わったことは悔しいが、五輪の内定が決まったことはうれしい」と振り返った。

 憧れは男子個人総合で五輪2連覇の内村航平さん(35)。「私が(競技を)始めた頃にチャンピオンというか、日本の中でも世界の中でもトップレベルにいたので」ときっかけを話した。跳馬で右手が上がる癖があったという。「直そうとしたが、『それを生かしてひねったらいいんじゃない』と言われたのが心に残っている」。内村さんの助言が、演技に生かされている。

 コーチを務める豊島(旧姓・菅原)リサさん(46)は96年アトランタ五輪で女子個人総合と女子団体に出場。同じ戸田市出身の岸は「小学生の時から教えてもらっている。尊敬している存在でもありながら、基本に忠実だから、自分が目指すところもはっきり与えてくれる」と語った。

 パリ五輪では団体でのメダル獲得を目指す。「全部(の種目に)苦手意識はないので、オールラウンダーとしてやっていきたい」と意気込んだ。「個人でも五輪でメダルを獲るのが目標。その先の五輪も見据えてやれたらなと思う」。16歳の急成長株は28年ロサンゼルス五輪以降も視野に入れながら花の都で輝く。
 今後は国内で2回の合宿を行い、7月12日に事前合宿のため、モナコへ向かうという。その後、同月19日に入村する予定という。

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