松山英樹 首位タイ浮上で見えた!自己最高賞金額12億円超え パリ五輪から好調パット「入っちゃったな」
2024年08月18日 03:00
ゴルフ
「あれだけ長い距離が入ることはあまりないので、入っちゃったなという感じ。ライン読みは合っていたと思うので、そこは良かったのかなと思う」
パット数は初日の24に続き、この日はわずか26だった。スコアに対するパットの貢献度を示す数値は2日間で全体1位。「良いパッティングができた」。日々の試行錯誤に、同じスコッティキャメロンのピン型ながら今週から投入した新パターがかみ合っている。
年間王者を決めるプレーオフシリーズの初戦。70人しか出場できないエリートフィールドにふさわしく、優勝賞金は360万ドル(約5億3600万円)に設定されている。プロゴルファーとして、獲得賞金は大切な指標の一つ。今季ここまでの獲得賞金は763万7611ドル(約11億3800万円)。単独5位以上に入れば、2試合を残してシーズン自己最高額を更新する。
もちろん、松山の視線は2月のジェネシス招待に続く今季2勝目で、節目のツアー通算10勝目にある。ポイントレースでも現在の8位から一気に浮上することが可能だ。「良い位置なので頑張りたい」。メダルに続く新たな称号に向け、勝負の週末に挑む。
▽プレーオフシリーズと高額賞金 07年から始まった年間王者を決める戦いは賞金額もメジャーや年8試合の格上げ大会と同等に高額となる。フェデックスカップ・ポイントのランキングで上位70人が出場。3試合で構成され、50人に絞られる第2戦のBMW選手権は優勝賞金400万ドル(約5億9600万円)、30人に絞られる最終戦のツアー選手権は1位10アンダー、2位8アンダーなどポイントランクに応じたハンディキャップ制で行われ、優勝者が年間王者、優勝賞金も2500万ドル(約37億2500万円)と破格で5年のシードなどが付与される。初代王者はタイガー・ウッズ(米国)で最多はロリー・マキロイ(英国)の3回。