大の里 ちょんまげ大関へ薄氷ながらも大きな白星発進「勝つのと負けるのでは違う」
2024年09月09日 04:30
相撲
「残っている感覚はあったが相手のペースだった。内容は良くなかった」
右の相四つの熱海富士相手に右は差し込んだ。しかし、低い姿勢の相手に左上手を取られると寄せ切れず、逆に左から揺さぶられる。だが土俵際で左脚一本で残し、辛くも勝利をつかんだ。「先場所は初日に負けていたので入りが大事と思っていた。勝つのと負けるのでは違う。勝てたことが大きい」と前を向いた。
名古屋場所は初日から連敗するなど序盤を2勝3敗とつまずいたことが響き9勝止まり。「変に意識をして硬くなり、攻めの姿勢を忘れていた」と反省する。大事な場所に向け自らに課したテーマは「初日の入り方」。場所前は四股、てっぽう、すり足など基礎運動の重要性を再認識。入門後初めて師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)に三番稽古で胸を借りるなど追い込んだ。満足のいく調整で自信を取り戻し、気負うことなく臨むことができた。
この日から夏場所の優勝額が東方の天井に飾られた。「昨日も思いましたが、また上に飾られると(気持ちが)違う」。大関昇進の目安である3場所33勝には12勝で到達する。「先のことは考えず、集中して頑張るだけ」といつも通りのフレーズで自身を鼓舞した。 (黒田 健司郎)
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