平本世中 得意の季節に浮上!首位と1打差の暫定3位 初V見えた日韓ハーフの24歳「チャンスがあれば」
2024年10月05日 04:00
ゴルフ
昔から秋になると調子が上向く。「なんでかよく分かってないですけど」と笑うが、昨季も10月の日本オープンで自己最高の3位に入り初シードをたぐり寄せた。単独首位で最終日を迎え、初めて優勝争いも経験し「いいきっかけとなった」と言う。今年も秋に入り、V戦線に絡んできた。
フル参戦1年目。夏場に3戦連続で予選落ちするなど苦しんだが現在賞金ランク46位で来季シードもほぼ確実だ。次に見据えるのはもちろん初勝利。「チャンスがあれば…いつも通りのプレーをすればいつかできるんじゃないかな」。“実りの秋”を迎えようとしている。 (山手 あかり)
◇平本 世中(ひらもと・せいちゅう)1999年(平11)11月4日生まれ、神奈川県出身の24歳。「世中」は登録名「せじゅん」で本名は「せいちゅう」。両親が「世界の中心での活躍」を願って名付けた。厚木北高―専大卒。両親の影響で2歳からゴルフを始める。21年12月にプロ転向。22年からツアー本格参戦。同年の賞金ランク128位。23年はQTランク59位の資格で8試合に出場し、賞金ランク63位で初シード獲得。父が日本人で母が韓国人。1メートル76、75キロ。
《首位・幡地 8バーディー》 2週連続優勝を狙う幡地が暫定首位で決勝ラウンドに臨む。5メートル前後のパットが面白いように決まり、第2Rでは8バーディーを量産。「パットがよく入って、いい流れを途切らせずにいけたかな」とうなずいた。前週は大混戦を制し、今季2勝目をマーク。優勝争いの疲労も残る中で、この日は前日の残り分も含めて24ホールを回った。「体の部分と並行で気持ち的な部分の消耗は大きい」と話した。