佐藤心結 念願の初Vへ首位タイ浮上! アマ時代21年渋野とPO思い出の舞台で今度こそ
2024年10月06日 04:45
ゴルフ
「全体的にショットもパットもこの2日間は凄く良かった。自分にとって思い入れのある試合。本当にイメージが良い」
03年度生まれのダイヤモンド世代の一人。プロ1年目の22年から2年連続でシードを獲得し、ここまで2位が3度とツアー初優勝が待たれる存在だ。ところが今季は17度の予選落ちなど、現在のメルセデスランクは50位までのシード圏外の84位。「追い込まれてしまっている状況にいる」と語る。
しかし出場資格を得られなかったメジャー、日本女子オープンが開催された前週のオープンウイークで「力が抜けた」と心身ともにリフレッシュ。開幕前日に施した打点の修正と相まって、ゴルフの状態を上げて今大会を迎えられている。
実は日本女子オープン最終日の29日には会場を訪れ、ロープ外から優勝争いを見つめた。印象に残ったのが、大会を制した同世代の竹田のプレーぶり。「麗央はピンチになっても簡単に落とさない強さを感じた。自分との違いは耐えられる力」。第1Rの残りを加えてこの日計27ホールでボギーなし。早速、自身のゴルフに生かした形だ。
今季は竹田の7勝、川崎の3勝で計10勝とダイヤモンド世代がツアーを席巻する。その勢いも追い風に、21歳が初の頂点を目指す。
◇佐藤 心結(さとう・みゆ)2003年(平15)7月21日生まれ、神奈川県小田原市出身の21歳。祖父・義雄さんの影響で7歳からゴルフを始める。茨城・明秀学園日立高3年時の21年11月のプロテストで一発合格。憧れの選手は畑岡奈紗とリディア・コ(ニュージーランド)。スポーツ歴はサッカーと砲丸投げ。1メートル61、57キロ。