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倉本昌弘のいとこ「レックス倉本」 次世代へつなぐ支援と育成「お役に立てることがあれば」

2024年10月08日 04:00

ゴルフ

倉本昌弘のいとこ「レックス倉本」 次世代へつなぐ支援と育成「お役に立てることがあれば」
<スポニチチャリティーゴルフ シニアプロアマ大会2024>9番、渡辺邦夫さんがバーディーパットを決め喜ぶレックス倉本(左)=撮影・大城 有生希 Photo By スポニチ
 【スポニチチャリティーゴルフシニアプロアマ大会2024 ( 2024年10月7日    茨城県 太平洋クラブ美野里C(男子シニア6475ヤード、アマ6032ヤード、女子シニア5451ヤード、アマ5249ヤード、いずれもパー72) )】 震災遺児を支援するチャリティー大会として開催された。男女シニア18人、アマチュア51人が参加。初出場の倉本泰信(58=名古屋ゴルフ倶楽部)が、チームを優勝に導く活躍で大会の盛り上げ役として貢献した。集まったチャリティー金45万円は毎日新聞東京社会事業団を通じ、震災遺児を応援する「毎日希望奨学金」に寄付された。
 笑顔の絶えないラウンドだった。2番パー5で残り29ヤードからチップインイーグルを決めた倉本は、ハイタッチしてチームメートと喜んだ。「僕たちの年齢になったら、アマチュアの方と力を合わせながらこういうプレーをするのが醍醐味(だいごみ)ですね。本当に楽しかった」

 男子ツアーの永久シード選手・倉本昌弘のいとこで、アマ時代から注目された存在。イーストテネシー州立大時代にはオールアメリカンにも選出され、90年日本アマで優勝。翌年プロテストに合格し、95年には下部ツアーで2勝を挙げ賞金王に輝いた。

 その後、欧州、アジアツアーを転戦。07年からは米国を拠点に「レックス倉本」名でツアーのリポーターとしても活躍。昨年帰国し、大学ゴルフの国際イベント「パンパシフィック大学ゴルフスーパーリーグ」のコーディネーターを務めるなど学生ゴルフ界の橋渡し役にもなっている。「次の世代に何かバトンを渡していければと思っています」と活動範囲は多方面にわたる。

 この大会は11年の東日本大震災以降、震災復興支援イベントとして実施されてきたが、被災者への継続支援は欠かせない。1月には能登半島地震も発生。その直後にプロ仲間の桑原克典と共に三重・津CCでチャリティーコンペも行った。

 9月からは名門、名古屋ゴルフ倶楽部の所属プロにもなった。新たな“職場”では若手プロや研修生のサポートも行う。「お役に立てることがあれば」とこれからも“縁の下の力持ち”として支援と次世代の育成に力を注いでいく決意だ。 (大渕 英輔)

 ▽試合方式(スクランブル)プロ1人、アマ3人が一組となり、ティーショットは全員が行う。第2打以降は4人の中でベストポジションのボールを選択。その位置から全員がプレーしてチームスコアとし、18ホールで争う。

《宮瀬 アマから活力もらいシード復活狙う》 大会初出場の宮瀬は前日6日まで日本プロシニアに出場してから、駆けつけた。「チャリティーに参加できるチャンスが少ないので、少しでも貢献できるのはうれしい」とスタート。アマチュアとのラウンドは「今日は楽しかった、と帰ってもらうのが一番」がモットーだ。シニアツアー賞金ランクは来季シードぎりぎりの30位。出場が決まっているのは残り3試合で「今年はなぜかスコアが出ていないが、何とか踏ん張って」とシード復活を狙う。

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