斎藤隆、５年目は「名門中の名門」ブレーブスで

2009年12月04日 09:14

野球

斎藤　新天地へ、晴れ晴れ「マイナスは何一つない」

川上とワグナーが後押し…斎藤、新天地で「不惑」

　米大リーグのブレーブスは３日、斎藤隆投手と１年契約で合意したと発表した。ブレーブスには川上憲伸投手が在籍している。
　年俸など契約の詳細は発表されていないが、ＡＰ通信によると、１年総額３２０万ドル（約２億８０００万円）。
　来年２月で４０歳になる斎藤は、横浜から大リーグ入りして来季が５年目。救援で活躍し、ドジャースに在籍した２００６年からの３年間は２４、３９、１８の計８１セーブ。レッドソックスに移った今季は中継ぎでの登板が増えて３勝３敗２セーブだった。０７年にはオールスター戦に出場している。
　斎藤はブレーブスのユニホームの上着と帽子を身に着けてアトランタの本拠地球場で記者会見。「日本にいるときから有名なチームだったのでよく知っている。（川上）憲伸とは何回か話をして参考にさせてもらった」などと笑顔で話した。
　大リーグ通算成績は２３６試合登板、１５勝１０敗８３セーブ、防御率２・０５。

　▼斎藤隆投手の話　ブレーブスは名門中の名門。日本にいるときから有名なチームだったのでよく知っている。（川上）憲伸とは何回か話をして参考にさせてもらった。自分の野球への思いをより高めてくれるチームだという確信を持って、今ここ（入団会見）に座れている。本当に幸せ。

　▼コックス監督の話　（前日に加入が発表された）ワグナーとともに素晴らしい救援投手を獲得できて幸運だ。ワグナーが休む試合は抑えを任せる。ワグナーが抑えのときは直前の中継ぎ。順番が逆になる場合もあるだろう。

　▼レンＧＭの話　タカシ（斎藤）を加え、ブルペン（救援陣）に厚みが出る。基本的には八回を投げてもらうことになるが、抑えができるので（抑えで獲得したばかりの）ワグナーと補い合って試合の終盤を抑えられる。（共同）