先行逃げ切り得意な中日 荒木の出塁が日本一への鍵

2010年11月01日 19:50

野球

先行逃げ切り得意な中日 荒木の出塁が日本一への鍵
第3戦を前に、練習を見詰める中日・落合監督(右)
 中日は第2戦の序盤に打線がつながり、三回までの10得点で早々と大勢を決めた。中でも1番の荒木は三回まで毎回の3安打。得点源となる中軸の前で、リードオフマンの役目を果たした。
 10月30日の第1戦で荒木は4打数無安打に終わり、送りバントの失敗もあった。「ちょっとガツガツしすぎていたので、一歩引いていこうと思った」と言う。第2戦は2番に入った井端とのコンビで、一回から機動力をちらつかせ、二回には二盗を決めていずれもホームを踏んだ。「ああいう攻めができていなかった。いい形でいけた」と話した。
 レギュラーシーズンの中日は先制した試合で60勝20敗1分けと「先行逃げ切り」の展開を得意とする。中継ぎに安定感があり、先制点が勝利への近道、という意識がチーム内で浸透している。
 2006、07年の日本シリーズでは、荒木が一回に出塁した計4試合でいずれも得点が入った。10月20日のクライマックスシリーズ、ファイナルステージ第1戦も荒木の安打から一回に4点を挙げて流れをつかんだ。1番打者の出塁が、日本一への鍵を握りそうだ。

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