斎藤から始まった5連勝!ハム2年ぶり単独首位

2011年04月23日 06:00

野球

斎藤から始まった5連勝!ハム2年ぶり単独首位
<楽・日>勝ち越し打を放った陽を中心に喜ぶ日本ハムナイン
パ・リーグ 日本ハム4―3楽天
(4月22日 ほっと神戸)
 持ってる男の強運が、打線にも乗り移ったかのようだった。日本ハムは9回、同点に追いついてなお2死一、二塁。ここまで4打席連続で空振り三振を喫していた陽岱鋼は、スパイアーに対して粘りに粘った。6球連続を含む7度のファウル。フルカウントに持ち込むと、真ん中に入ってきた12球目の直球を左前に運んだ。

 「ボールを前に飛ばせば何かが起こる。最後はとりあえず何とかバットに当てることだけを考えた」。このままでは終われない。台湾出身の6年目。開幕から2番に抜てきされてきた男の執念が、決勝打を呼び込んだ。

 最後に奮起したのは陽岱鋼だけでない。9回、土壇場から逆転の口火を切ったのはこの日22歳のバースデーを迎えた中田だった。3打席凡退した後の4打席目で「とにかく食らいついていった」と1死から左前打で出塁。さらに2死一、二塁で中前へ同点打を放った田中は、5回の守備で一時は勝ち越しを許すタイムリーエラーを犯していた。執念、意地、雪辱、そして幸運…。全てが凝縮された逆転劇だった。

 17日のロッテ戦(札幌ドーム)で斎藤がプロ初先発初勝利をもぎ取ってから破竹の5連勝。持ってる男が振り向かせた勝利の女神がほほ笑み続け、チームは2年ぶりの単独首位に浮上した。24日にはスーパールーキーがプロ2度目のマウンドに上がる。斎藤から斎藤へ。この勢いならば、連勝街道はまだまだ続きそうな気配だ。

 ▼日本ハム・ホフパワー(4回1死で田中からリーグトップに並ぶ4号ソロ)追加点が欲しいところで打てて良かった。

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