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上原、建山に負けん…尚成、Wカード“諦めない”

2011年09月26日 06:00

野球

上原、建山に負けん…尚成、Wカード“諦めない”
アスレチックス戦の7回途中に登板し、2/3回を1安打無失点のエンゼルス・高橋
ア・リーグ エンゼルス4―2アスレチックス
(9月24日 アナハイム)
 エンゼルスの高橋尚成投手(36)が24日(日本時間25日)、アスレチックス戦で4―1の7回1死から2番手として登板。1安打を許したものの、2/3回を無失点で切り抜けてプレーオフ出場に望みをつないだ。前日に地区優勝は逃したが、残り4試合でワイルドカード首位のレッドソックスとは2・5ゲーム差まで接近。奇跡の逆転プレーオフ出場へ、最後まで諦めない。

 目の輝きは失われていない。同地区のレンジャーズに地区優勝を決められた翌日。緊張が解けてもおかしくない状況で、高橋が気合のこもった投球を見せた。

 「1試合も負けられない中で、うちらしい戦いができて良かった。何とかワイルドカードで出場できるよう頑張りたい」

 出番は3点リードの7回1死。2試合連続本塁打と好調のウィークスに左前打されて二盗も許したが、2死二塁から外角低めのスライダーでクリスプを二ゴロに打ち取り無失点で切り抜けた。「0点に抑えることが大事。粘り強く投げられた」。これで9月は9試合で11イニングを投げて防御率0・82。抜群の安定感でチームを支えている。

 左翼後方にあるエ軍のブルペンから、この試合で左翼の守備に就いたア軍・松井の背中を見ていた。「久しぶりに55番の守っている姿を見てホッとしました」。巨人でも一打席、一つのプレーに集中して戦う松井の姿を見てきた。それだけに、プレーオフ出場が消滅した今も全力で戦う先輩の姿に大きな刺激も受けた。

 残りは4試合。上位2チームが2敗以上しなければ全勝してもプレーオフ出場には届かない。それでも高橋は「全部勝つつもりでやっている」。レ軍優勝に貢献した同い年の上原、建山には負けられない。最後まで希望を持ってマウンドに上がり続ける。

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