内川“汚名返上”のV撃!CS一番乗り、そしてM7

2011年09月26日 06:00

野球

内川“汚名返上”のV撃!CS一番乗り、そしてM7
<楽・ソ4>試合後、松田(左)が内川に恒例の“あごタッチ”。右は川崎
パ・リーグ ソフトバンク2-1楽天
(9月25日 Kスタ宮城)
 借りを返したい一心で打席に入り、集中力を高めた。同点の9回1死二塁。ソフトバンクの内川は代わった青山の初球、内角高めの143キロ直球を叩いた。詰まりながらも中前へ。今季14度目のV打に、一塁上で両腕を突き上げた。

 「きのうは自分を許せない部分があった。頑張ってもきのうの分は返ってこないけど、僕らは前を見て頑張るしかない。打ててよかった」

 前日の楽天戦(Kスタ宮城)。3回に内村の左翼線で高く弾んだ打球を後逸してランニング本塁打としてしまい、試合も0―8で完敗した。打率トップに立ちながら、打撃面でも前日までの4試合は15打数1安打、打率・067。「全部僕が悪いです」と敗戦の責任を一人で背負い込んだ。「どうにかしたかった」と汚名返上を誓った試合で、7回の第3打席に初安打を放ち、9回の決勝打へとつなげた。

 5回終了時には花束を渡された。区切りの通算1000試合出場だが、内川は「そろそろとは思っていたけど、きょうとは…」とキョトンとした表情。楽天戦3試合が全てデーゲームと知ったのも移動日で仙台入りした22日というマイペースの男にとって、初めて味わう優勝争いの重圧などみじんも感じられない。

 チームは両リーグ一番乗りで3年連続4度目のCS出場が決定。優勝マジックは2つ減って7と、リーグ連覇は秒読み段階に突入してきた。「気を抜かず先を見て頑張りたい」と内川。ゴールテープを切るまで、走り抜けるだけだ。

 ≪2年連続CS一番乗り≫ソフトバンクが楽天に勝ち、両リーグ一番乗りでCS進出を決めた。04~06年のプレーオフを含めると7度目の出場で、日本ハムの5度を上回り最多。07年以降のCSに限ってもパ最多の4度目の出場となる。プレーオフ・CSの進出一番乗りは2年連続4度目。

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