栗山 亡き相馬さんに捧げる先制打 目は真っ赤「どうしても勝ちたかった」

2013年06月02日 18:03

野球

栗山 亡き相馬さんに捧げる先制打 目は真っ赤「どうしても勝ちたかった」
ヒーローインタビューで涙をこらえる西武・栗山
交流戦 西武5―1巨人
(6月2日 西武D)
 先制打を放った打のヒーローの目は真っ赤だった。「どうしても勝ちたかった」。それだけ言うと西武・栗山の唇はしばらく震えていた。

 試合前、西武でファームディレクター補佐兼育成担当を務めていた相馬勝也さんの死去がナインに伝えられた。50歳の若さでの他界、そして世話になった兄貴分の死はキャプテン栗山にとって、悲しい知らせだった。

 だからこそ、恥ずかしいプレーはできない。「ライオンズ、人生の先輩である相馬さん。気持ち入れてやった」という3回の先制打はそんな思いの詰まった目の覚めるな当たりの右前適時打だった。

 これで今季最多の5連勝。チームは30勝に到達し、首位ロッテとの差も2に詰めた。
「競ながら勝っている。自信を持っていい」と渡辺監督も手応え十分の貯金8となった。

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