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マエケン　２冠＆初ＣＳに照準「投げる試合は全部勝ちたい」

2013年08月27日 06:00

野球

マエケン　２冠＆初ＣＳに照準「投げる試合は全部勝ちたい」
リラックスした表情で練習する広島の前田健
　広島の絶対エース・前田健がチームを初のクライマックスシリーズ（ＣＳ）進出させるため、防御率と最多勝の２冠に照準を定めた。
　防御率２・１４はリーグトップで、２年連続３度目の戴冠に向けて視界良好。最多勝争いでもリーグ２位につけ、きょうのＤｅＮＡ戦に勝てば、ヤクルト・小川とトップタイの１２勝で並ぶ。さらに奪三振数でも１位の阪神・メッセンジャーと１３個差。実力を思えばハードルはさほど高くない。

　「数字は気にしていないし、奪三振も最後１、２試合で狙える（位置）なら狙うけど…」。タイトル争いにはまだ頓着ないが、チームの勝敗とＣＳ進出にも直結する「防御率と勝利数は大事な部分。意識して投げたい」とこだわる。その上で言葉に力を込めた。

　「タイトルは獲りにいかないといけない。たまたま獲れた…はない。最初はガムシャラにやったけど、もう意識しながら獲りにいかないと」

　４位・中日とは３・５ゲーム差。昨季も８月２８日の時点で４位・ヤクルトと３・５差あったが、９月は６勝１７敗１分けと大失速し、ＣＳ進出を逃した。ここから加速する前田健が、チームに前年の轍（てつ）を踏ませない。

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