補強費20億円打線が沈黙…オリックス屈辱18イニング0行進

2015年03月29日 05:30

野球

補強費20億円打線が沈黙…オリックス屈辱18イニング0行進
<西・オ>6回2死一塁、盗塁に失敗する糸井
パ・リーグ オリックス0-2西武
(3月28日 西武D)
 今年のオリックスなら、まさかと呼べる事件だろう。18回0行進。開幕戦から2戦連続の完封負けは阪急時代の88年以来で、オリックスとしては初の屈辱となった。中島、ブランコ、小谷野の補強費に20億円を使った強力打線が沈黙したまま、開幕カードの負け越しが決まった。

 野上に7回まで3安打に抑えられた。初回、2死となってから一、三塁の先制機をつくったがブランコが捕邪飛。期待の大砲は2戦8打席で無安打のままだ。開幕1週間前に左膝の炎症で苦しんだ影響か、本調子とはいかず「もう終わったこと。また明日」とポツリ。佐藤打撃コーチも「完全ではないのだろう」と復活を待つしかなかった。

 炭谷にもやられた。初回に安達、6回には糸井が盗塁死。クイックが特別速いわけではない野上を揺さぶれず、チャンスをつぶした。それでも森脇監督は「だからといって、足や動きを止めるチームではない。明日はもっと走らないといけない」と予告。昨季、リーグトップの盗塁阻止率を誇った炭谷にも、スタイルを変えるつもりはない。

 連敗スタートにも指揮官は「こんなことで下を向くほど、ヤワなチームじゃない。そんなことではペナントは戦えない」と一蹴。4番でこの日も1安打を放った中島も「雰囲気は悪くない」と心配していない。難産となった1点が入れば、眠りから覚めるかもしれない。

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