中日、リーグ最速70敗 少ないチャンス行かせず零敗

2015年09月08日 22:04

野球

セ・リーグ 中日0―5広島
(9月8日 マツダ)
 最多勝を争う前田を相手に、中日が初めて三塁を踏んだ7回だった。2死満塁と攻め立てたが、代打和田の一、二塁間への打球は華麗にダイブした菊池のグラブへ収まった。終わってみれば、きれいに並んだ九つのゼロ。谷繁監督は「エースが投げればそうチャンスはない。少ないチャンスでどう取るか」と弱々しく言葉を絞り出した。

 守っても、まずいシーンが続いた。5回は杉山の悪送球、6回は一、三塁で重盗を警戒したバッテリーの間で意思疎通ができておらず生還を許した。自分たちで首を絞める形で失点を重ね「とにかく口を酸っぱくして言っていくしかない」と語る谷繁監督の表情は疲れ切っていた。

 これでリーグ最速の70敗に到達。早ければ9日にもシーズン負け越しが決まってしまう。

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