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日本生命 魅惑の大型右腕・小林 6回1失点、5連続含む12K

2016年04月29日 19:11

野球

社会人野球・京都大会予選リーグ 日本生命12―1島津製作所(7回コールド)
(4月29日 皇子山)
 2会場で予選リーグ6試合があり、大会連覇を狙う日本生命は、今秋ドラフト候補の最速148キロ右腕・小林慶祐投手(23)が5者連続を含む毎回の12奪三振。6回を被安打4の1失点と力投し、予選リーグ突破へ王手をかけた。

 圧巻の奪三振ショーだ。小林は5者連続を含む毎回の12K。力強い直球にフォークがさえわたった。2回は打者3人をいずれも直球で空振り三振に仕留めると、3回は林を外角直球で見逃し三振。続く八木をフォークで空振り三振に封じ、5者連続Kを完結させた。オリックスの内匠政博スカウトは「球の力、角度に可能性を感じる」と話し、ロッテの下敷領悠太スカウトも「角度のある直球とフォークは大きな武器になる」と評した。

 屈辱を糧にはい上がってきた。昨年5月の都市対抗2次予選・和歌山箕島球友会戦で先発したが、4回途中6失点。優勝した本大会で出番は訪れなかった。昨秋の日本選手権は1回戦・鷺宮製作所戦で6回から登板し、初球に自己最速タイをマークするなど3回無失点。ようやく、真の戦力と認められた。ことしは右の柱として大きな期待がかかる。「どんな形でもチームの勝利に貢献したい」。覚醒した1メートル87の大器に期待は膨らむ。(吉仲 博幸)

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