NTT東がOP戦初戦、146キロ右腕福田龍が4回零封 飯塚監督「格段に進歩」

2017年02月18日 18:27

野球

 関東圏内のアマ野球のオープン戦が18日、本格的にスタートした。
 今秋ドラフト候補の154キロ右腕・西村擁するNTT東日本は平成国際大と対戦。西村は登板がなかったが、2番手で登板した大卒2年目の146キロ右腕・福田龍が4回無失点。荒削りながらも伸びしろを感じさせる投球を披露した。思い切り腕を振り切ってキレのある直球を投げ込み「きょうは良かった。ここまでやってきたものを出せた」と手応えを口にした。

 1メートル81、88キロと恵まれた体格。矢板中央(栃木)時代に146キロをマークし、打っても通算44本塁打でプロから注目された。3年夏は栃木大会2回戦で敗れ、専大に進学。1年春にリーグ戦デビューも3、4年時は右肘、右膝と相次いで故障して手術し、結局未勝利に終わった。「チームの1部復帰も1部優勝もスタンド。ケガで野球を辞めようと思ったが、周りの人たちに励まされて頑張れた」。ポテンシャルを買われ、強豪・NTT東日本に入社。しかし昨年は公式戦登板のチャンスをつかめず、野手転向も打診された。そこから火がつき、一冬はトレーニングに打ち込んだ。この日は高校卒業以降最長となる4イニングを投げ「楽しかった」と振り返った。

 飯塚智広監督は「倒さなければならないライバルはたくさんいるけれど昨年よりは格段に進歩している」と評価した。大化けの可能性を秘めた無名の苦労人。憧れはプロ入りだが「人一倍頑張って、今年はしっかりチームに貢献したい」と力を込めた。

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