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ベネズエラ9回逆転で2次ラウンド進出 優勝候補が辛勝

2017年03月15日 05:30

野球

ベネズエラ9回逆転で2次ラウンド進出 優勝候補が辛勝
2次ラウンド進出を決め喜ぶベネズエラナイン Photo By AP
 【WBC1次ラウンドD組プレーオフ   ベネズエラ4―3イタリア ( 2017年3月13日    メキシコ・グアダラハラ )】 優勝候補の一角ベネズエラが苦しみながらプレーオフを制し、D組2位で2次ラウンド進出を決めた。1―2で迎えた土壇場の9回、先頭で打席に入った12年3冠王の現役最強打者カブレラ(タイガース)が中堅右へ起死回生の同点ソロを叩き込んだ。待望の今大会1号は、全チームを通じ唯一の4大会連続アーチで通算2位タイの6本目だ。さらに昨季レンジャーズで33本塁打のオドルの中越え決勝適時打とスクイズでこの回3点。その裏を1失点でしのぎ、辛くも逃げ切った。
 スクイズを決めたエスコバルは「この勝利でチームとして団結した」と話したが、カブレラは危機感からか、厳しい表情のまま帰りのバスへ乗り込んだ。米国やドミニカ共和国と同様、スタメン全員が大リーガーのスター軍団だが、前日はメキシコ戦に敗れて失点率の解釈を巡るドタバタの末、プレーオフに残った。2度の敗退危機を乗り越えたビスケル監督は「このチームは死なない。最後まで戦い抜く」と意気込んでいた。

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