広島 序盤猛攻9点 甲子園連敗5で止めた

2017年07月19日 05:30

野球

広島 序盤猛攻9点 甲子園連敗5で止めた
<神・広>3回無死一塁、松山の中越え適時二塁打で生還の鈴木を迎える広島ナイン Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   広島9―5阪神 ( 2017年7月18日    甲子園 )】 序盤で一気に勝負を決めた。赤ヘル打線が0―0の2回に打者9人攻撃で一挙5得点。その後も着実に得点を積み重ね、甲子園での連敗を5で止めた。
 猛攻は幸運な安打から始まった。2回1死満塁。石原の放った飛球は二遊間後方へ。白球は前進してきた西岡のグラブからこぼれ落ち、先制打となった。勢い付いた打線は1点では終わらない。2死満塁から田中、菊池が連続2点二塁打。田中は「今までやってきたことを、今まで通りやることが大事。何より甲子園での連敗が止まったことが良かった」と表情を引き締め、菊池は「何点あっても、試合が終わるまでは勝ちは決まらないから」と笑顔を見せた。

 前夜は再三の好機を作りながらも、わずか1得点。この日は3回以降も着実に加点し、12安打9得点と効率のいい攻撃で完勝を収めた。緒方監督は「2死から1、2番がああやって追加点を挙げたことが大きいよね」と機能した打線に目を細める。連覇へと突き進む王者は、同じ失敗を繰り返さない。 (桜井 克也)

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