侍・稲葉監督、五輪へ異例の“武者修行” U―23W杯inニカラグア指揮浮上
2017年12月30日 08:30
野球
来年3月3、4日にオーストラリアと行う強化試合や来秋に予定されている日米野球など、今後も定期的に実戦の機会は用意されている。しかし、少しでも五輪本番に近いシチュエーションを経験することに意味がある。U―23ながら、ワールドカップという真剣勝負。さらに五輪と同じ「コーチ3人制」で臨むことで、予行演習の場にできるよう稲葉監督も意向を持っているという。
登録枠の関係で、五輪はベンチ入りするコーチの数が大きく制限される。稲葉監督は初陣だった11月のアジアプロ野球チャンピオンシップ(東京ドーム)では、金子ヘッド兼打撃コーチら、5人のコーチとともに戦った。これが本番で3人に減れば、選手との意思疎通やサイン伝達の方法、相手の分析…などさまざまな面で大きな違いが出てくる。ぶっつけで東京五輪を迎えることがないよう、少しでも早い段階で「五輪モード」のコーチ3人制を実戦で試したい。そのリハーサルの舞台がニカラグアとなる。
16年10〜11月にメキシコで開催された第1回U―23W杯で侍ジャパンはプロ・アマ混成で出場し初代王者に輝いた。来年の大会は連覇が懸かる。その指揮をトップチームの稲葉監督が執り、コーチ3人制で真剣勝負の場を戦い抜く――。悲願の金メダル獲得へ「一日も無駄にしたくない」と話していた45歳の若き指揮官にとって、地球の裏側で過ごす時間はこれ以上ない貴重なものとなるはずだ。
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