玉ノ井親方「オヤジが2人いる感じ」、松山「始球式できず後悔…」

2018年01月07日 10:24

野球

 【星野仙一氏死去 】 ▼玉ノ井親方(元大関・栃東)12月の殿堂入りパーティーの時にお会いしたのが最後になってしまいました。その時に顔色が悪くて、黄だんが出ているような印象を受けました。大丈夫ですか、と尋ねたら「元気だよ」と言われて、それ以上聞くと怒られそうだったので、それで終わったのですが、今思えば周りに心配をかけないようにされていたのだと思います。自分の父親(先代玉ノ井親方、元関脇・栃東)と仲が良くて、小さい頃から可愛がってもらい、化粧まわしも作っていただきました。キツいことも言われたりするんですが、その中に温かさがあって、自分にとってはオヤジが2人いるような感じでした。まだ亡くなられたことが信じられなくて、本当に残念でなりません。
 ▼松山英樹(プロゴルファー)一度、始球式で投げさせてもらい、その後も何回か「もうそろそろ投げろよ」と言われていたがタイミングがなかなか合わなかった。今年はと思っていたが、去年のうちに投げておけばよかったかなという後悔はある。何かと気に掛けてもらって凄くうれしかった。殿堂入りしてすぐに亡くなるというのは寂しいです。

 ▼青木功(日本ゴルフツアー機構会長)殿堂入りパーティーで会った時は元気そうで監督復帰する意思も語っていた。突然の訃報に驚いている。本当に心優しい男だった。ご冥福をお祈り致します。

 ▼尾崎将司(プロゴルファー)昭和侍大将がいなくなってしまった。古くからの友人でもあるが、特に野球界には多くの功績を残し、貢献もしてきた立派な人間でもあったと思う。団塊の世代から立ち上がっていったその気力は誰にも負けなかった。本当に残念でなりません。ご冥福をお祈りします。

 ▼中嶋常幸(プロゴルファー)去年12月の野球殿堂入りの時には楽しく話ができたのに、突然の訃報に言葉もありません。ただただ残念な気持ちしかありません。

 ▼宇津木妙子氏(元ソフトボール女子日本代表監督、現日本ソフトボール協会副会長)昨年11月、殿堂入りの記念パーティーでお会いしたのが最後でした。「ずいぶんお年を召されたなあ」という印象を受けましたが、ご病気だったんですね。最後に掛けられたのは「頑張れ」の一言。球界を盛り上げる気持ちは最後まで強かったと思います。

 ▼高山樹里(ソフトボール女子00年シドニー銀、04年アテネ銅)私がずっとファンで、シドニー五輪後に名古屋市内で食事に連れて行ってもらいました。東日本大震災のあと、ご自身もつらかったはずなのに「選手が一番つらい」と気遣ってらしたのが印象に残っています。いつも周囲の人に気を配り、笑顔にさせてくれる方でした。

 ▼砂村光信氏(明大ラグビー部OB、元U―23日本代表監督)私がNHKの解説を務めた早明戦で、ゲストとして早大側で吉永小百合さん、明大側で星野さんを呼ぶプランがあった。ところが、当時は清宮監督の早大が強く、星野さんが「明治は勝つんだろうな?負けるんなら途中で帰るからな」と難色を示して実現しなかった。同じ明大出身として本当に負けず嫌いだなと感心させられた。北島先生や島岡監督と比べて70歳は若すぎる。

 ▼明大ラグビー部・丹羽政彦監督 ラグビー好きでよく観戦に来ていた。競技は違うが、星野さんの闘争心はラグビーにも通じるものがある。尊敬できる先輩で亡くなったのは残念だった。(大学選手権決勝は)ラグビー大好きな先輩に守ってもらっているかもね。

 ▼ラグビートップリーグ・ヤマハ発動機清宮克幸監督(楽天から息子の幸太郎が1位指名され)ドラフト会議の後にお礼の電話をした。数少ない尊敬するスポーツリーダーの一人。男として魅力があった。ああいう人になりたいという思いを持たせてくれた。

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