阪神 大山、侍Jにリストアップ 鳥谷以来の虎野手選出あるぞ

2018年02月04日 05:30

野球

阪神 大山、侍Jにリストアップ 鳥谷以来の虎野手選出あるぞ
阪神宜野座キャンプ ロングティーで鍛える大山 Photo By スポニチ
 阪神・大山悠輔内野手(23)が石崎剛投手(27)とともに今春の侍ジャパンにリストアップされていることが分かった。3月3、4日にオーストラリアとの強化試合に臨むメンバーは今月中旬発表で、選出されれば初代表。近日中に侍ジャパン・稲葉監督が宜野座キャンプを視察予定で、成長を見せる場になりそうだ。
 3月3、4日にオーストラリアとの強化試合を控える侍ジャパンの候補として阪神から大山の名前が挙がっていることを球界関係者が「(候補の)一人であることは事実です」と認めた。昨秋の「アジア・プロ野球チャンピオンシップ」は24歳以下もしくは入団3年目以内の規定があり、稲葉監督にとってトップチームの指揮は今春が初めて。20年東京五輪を見据えた編成が予想され、1月下旬に選出済みの6人を含む28人が今月中旬に発表される予定だ。

 大山は昨季75試合に出場し、打率・237、7本塁打、38打点を記録。9月1日の中日戦では球団新人として53年ぶりに4番抜てきされるなど大器の片りんを示した。主に守った一塁にはロサリオが加入したこともあり、今春は二塁の定位置奪取に挑戦中。第1クール3日目はフリー打撃で今年初めて投手と“対戦”し、16年10勝の実績を持つ岩貞から16スイングで3本の柵越えを放った。

 「風です。速い真っすぐを打つことを意識してやっています。全然、対応はできていません。捉えたと思っても詰まっていたので。打席で投手の球を見られたのはよかった」

 自己分析は冷静でも見守った金本監督には「ああやってカンカン打ち返すことができる。さすがだなと思う」と成長を認められた。

 白鴎大4年時の16年には侍ジャパン大学代表に選ばれ、日米大学野球では全5試合に「4番・三塁」としてフル出場。15打数2安打、本塁打も打点もない悔しい結果に終わった。トップチームの一員として再び国際舞台を経験することは飛躍の糧となることは間違いない。さらに阪神の野手としては13年WBCの鳥谷以来の代表入りともなり、金本監督が推し進めてきた『超変革』の成果の一つとしても位置づけられる。

 7日には今年初実戦として紅白戦も控え、「アピールしていかないといけない身なので、しっかりアピールしていきたい」と表情を引き締めた。稲葉監督も近日中に視察に訪れる予定で、内外に成長を見せつける好機が巡ってきた。

 ≪石崎も候補≫侍ジャパンの稲葉監督は1月23日にオーストラリア戦メンバー28人のうちソフトバンク・千賀、甲斐、柳田、広島・菊池、DeNA・山崎康、筒香の6人を先行発表。残りは今月中旬に発表される見込みで、昨年11月のアジアプロ野球チャンピオンシップにオーバーエージとして選ばれた阪神・石崎も候補に挙がっている。

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