中日、岩瀬&荒木のコーチ登録抹消 人数超過で他コーチがベンチ入れず

2018年03月17日 09:03

野球

中日、岩瀬&荒木のコーチ登録抹消 人数超過で他コーチがベンチ入れず
投内連係に参加した岩瀬 Photo By スポニチ
 中日は16日、岩瀬仁紀投手(43)、荒木雅博内野手(40)のコーチ登録抹消を発表し、セ・リーグ連盟に対して手続きを済ませた。両選手は今季から兼任コーチとなったばかり。就任からわずか数カ月、開幕を約2週間後に控えた“解任”について西山和夫球団代表は「2人がコーチの肩書を持っているとベンチ入りした場合、コーチとしてカウントされるので他のコーチがベンチ入りできなくなるためです」と理由を明かした。
 セ・リーグのアグリーメントでは試合中のベンチ入りコーチは8人と定められている。開幕1軍入り濃厚な2人がそろって選手としてベンチ入りすれば自動的にコーチ枠を占めることになり、専任コーチがベンチに入れなくなる恐れが生じていた。

 兼任コーチの肩書を外した措置を同代表は「手続き上の問題。公式戦を迎えるにあたり混乱を招かないように」と説明し、「2人とも選手が主で付随してコーチをやってもらってきた。肩書がなくなってもチーム内での役割は変わらない」と強調した。荒木も「今まで通り気付いたことを他のコーチと話し合いながら選手にアドバイスを送りたい」と受け止めた。(徳原 麗奈)



 ▽ベンチ入り人員 各リーグのアグリーメント(=申し合わせ事項)には監督=1名、コーチ=8名、選手=25名、その他にスコアラー=1名、マネジャー=1名らが定められている。

 ◇セ・リーグアグリーメント(抜粋)

 第24条 ベンチに入ることのできる人員

 (3)監督、コーチを兼ねる選手がおのおのの資格をもってベンチに入るときは監督、コーチ、選手の各制限数にふくまれる。したがって監督、コーチを兼ねる選手が監督、コーチの資格だけでベンチに入るときは、選手の制限数から除かれて監督、コーチの数に入る。

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