【大野豊氏視点】DeNA京山は高卒2年目とは思えない雰囲気 勝てる要素持っている

2018年04月16日 06:32

野球

【大野豊氏視点】DeNA京山は高卒2年目とは思えない雰囲気 勝てる要素持っている
<D・中>決勝打の宮崎(左)の「5」と先発勝利の京山が「3」で8連勝のポーズ Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   DeNA6―1中日 ( 2018年4月15日    横浜 )】 球の切れがいいとかコントロールがいいとかいう以前に、DeNA・京山に感じるのは「雰囲気がある」ということだ。高卒2年目、1軍は今年からという投手とは思えないほど落ち着いている。自分への自信、投げるボールへの自信が感じられ、おどおどしたところがない。
 その上で打者を打ち取る配球ができる。直球は140キロ台中盤、変化球にも制球力がある。先頭打者は塁に出さない。勝てる要素を多く持っている。4回2死一、二塁で高橋から奪った三振。7球目は内角へのチェンジアップを高橋が何とかファウルし、8球目で外角へのチェンジアップを空振りさせた。偶然だったかもしれないが、1つの球種の違う軌道に驚いた。

 許した3安打は全てアルモンテ。直球を2安打されてなお、6回(本塁打)は直球を4球続けた。かわす、逃げるという姿がない。今後の課題は本人も話していたが、投球回を伸ばすこと。悪い出だしからどう立て直すかも見てみたい。今のところその展開がないので。(スポニチ本紙評論家)

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