DeNA筒香 ここぞの一発 殊勲弾率驚異の.842

2018年07月03日 10:50

野球

DeNA筒香 ここぞの一発 殊勲弾率驚異の.842
DeNAの筒香 Photo By スポニチ
 【データプラス】2年ぶりの本塁打王を目指すDeNAの筒香嘉智外野手(26)。2日現在、19本塁打を放ちリーグトップを走っている。今季は価値のある一発が増え、内容面の充実ぶりが目立つ。 (記録課・宮入 徹)
 ここぞの場面できっちり仕留める。今季の筒香はリーグ最多の19本塁打をマーク。うち殊勲本塁打(先制、同点、勝ち越し、逆転、サヨナラ)は16本と多く、殊勲弾÷シーズン本塁打で算出した殊勲弾率は・842と高い。18本塁打で2位のバレンティン(ヤ)は8本だけで殊勲弾率は・444と5割にも届かない。

 2リーグ制後、シーズン30本塁打以上を記録した打者は延べ487人を数える。うち、殊勲弾率が6割を超えるのはわずか13人。1位は84年の谷沢(中)で・765。34本塁打中26本が殊勲本塁打だった。球団では54年青田(当時洋松)の・742が最高記録。7割以上はこの2人だけだ。今季38本塁打ペースの筒香が、どこまで高率を維持できるか興味深い。

 筒香は16年に44本塁打で自身初めて本塁打王を獲得したが殊勲弾は17本。殊勲弾率は・386にすぎなかった。昨年まで通算でも138本塁打中56本で・406。今季は勝敗を左右する局面でのアーチが格段に増えている。実際、今季筒香が本塁打した試合にDeNAは12勝4敗、勝率・750と勝利に結びくケースが多い。7月の筒香は自己最多の月間通算34本塁打をマーク。16年には歴代2位タイとなる月間16本塁打の猛チャージを見せた。広島追走のためにも、勝負に絡む一発をさらに量産したいところだ。

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