ソフトB工藤監督、スアレスの先発転向示唆 昨年手術の右肘考慮
2018年12月16日 05:30
野球
「スアレスは先発もできる。そういうつもりで調整してきてくれと、本人にも伝えてある。球数を多く投げられるようにね」
15年に加入した助っ人右腕は、主にセットアッパーとして69試合に登板しているが、先発登板は一度もない。工藤監督は昨年に手術した右肘のことも考慮した上で「連投で投げるよりも、先発で間隔を空けた方がいいというのもある」と説明した。
150キロを超える直球と鋭く落ちる変化球を操るが、緩いカーブも持ち球だ。長い回を投げるためには単調な組み立てでは2巡目以降が苦しくなるが、そこに緩急が加われば打者の目先を変えることができる。指揮官は「カーブはリリーフでは使いにくいから」と、先発としての適性に期待した。
今季は開幕直後にサファテが離脱。シーズン途中にミランダを獲得し、2年連続日本一につなげた。来季は外国人枠の使い方も、鍵を握ることになりそうだ。投手では復帰予定のサファテを始め、バンデンハーク、ミランダ、モイネロ、打者ではデスパイネ、グラシアルのキューバ砲コンビがいる。4枠を効果的に使うには何がベストか。工藤監督は「外国人が3人先発なら、(日本人を4人で)回せる」。仮に外国人3投手が先発なら登録、抹消をうまく使いながら回すことが可能になる。
外国人同士が競争することで、チーム力の向上にもつながる。「彼らは結果がすべてと思ってやっているから、立ち位置をちゃんと説明することが大事。最後はオープン戦の結果を見てだね」と工藤監督。スアレスの先発転向がはまれば、日本一3連覇に近づく。
≪工藤監督じっくり読書≫工藤監督はハワイでは読書にも時間を割いている。松下幸之助の「指導者の条件」などを持ち込み「野球にどうつながるかを考えながら読むよね」と、チームを束ねるために経営者らの本を5、6冊バッグに詰めた。子どもたちと観光を楽しむなど家族サービスもしながら、空いた時間を有効に使っている。
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