広島・誠也「黒田・新井魂」継承へ 自己犠牲の精神「伝えていきたい」
2018年12月25日 05:30
野球
今季は出場124試合で打率・320、自己最多の30本塁打、94打点。立派な個人成績もさることながら「今季はチームのために…と常に考えて試合に臨んだ。そこは去年までとは違う。1年間やれたのは成長だと思います」と話し、一定の充実感をにじませた。
右足首骨折から復帰し、チームとして勝つ喜びを改めて実感した今季。自己犠牲をいとわないフォア・ザ・チームの精神こそ、引退した新井貴浩氏と黒田博樹氏が大事にしたものだ。「新井さん、黒田さんが残されたものを消してはいけない。自覚して伝えていきたい」とうなずく。
「自分の成績がよくてもチームが勝てなかったらうれしくない。結果を出しつつ、チームのこともしっかり考えて頑張りたい」
4連覇が懸かる来季は不動の3番・丸がいない。4番へのマークが厳しくなる現実にも「好機に強く、決めてほしい時に打つのが4番。全試合に出て、打点と出塁率、長打率にこだわりたい」。100打点が目安か?の問いには「意識してやりたい」と力を込めた。
右足のボルト除去手術を受け、懸命にリハビリに励むオフ。我慢しながら制御をかけた先には、鈴木が本来持つスピードの復活を描いている。「若いので打つだけの選手ではダメ。元気ハツラツ、ファンを沸かせるプレーを守備、走塁でもしたい」と意気込む。
背番号1への変更にも笑いをちりばめた。偉大なOBの名前を挙げ「前田(智徳)さんといえば孤高の天才のイメージ。それはボクにはないよ…とお伝えしたい。楽しくやらせていただきたい」とし、1番になっても誠也ワールド全開を予告した。
ファンを楽しませながら攻守走で復活へ。強いカープの4番を担うエンターテイナーから目が離せない。 (江尾 卓也)
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