菊池雄星 マリナーズと4年契約で合意 希望していた西海岸の球団
2019年01月01日 13:09
野球
菊池とスコット・ボラス代理人の思いは、最初から最後まで一致していた。30球団OKとした上で、最大のポイントは菊池いわく「自分のベストなパフォーマンスを出せる」球団。家族の住環境も含めた左腕の希望を受け、ボラス氏は幅広く売り込んだ。ウインターミーティングでは「メジャーのほぼ全球団が、ドラマチックなレベルで興味を示している」と語り、27歳という若さや、日本選手がもたらす経済効果などを大々的にアピール。早い段階から各球団の興味を引きつけた。
交渉のため昨年12月16日にロサンゼルス入りした菊池自身は「基本はスコット(ボラス代理人)の話を信じてやるだけ」と、泰然とシーズンへの準備をしながら吉報を待った。渡米前に「全てのプロセスを楽しみながら進んでいけたらなと思う」と強調。すぐに交渉やミーティングに同席できるよう、ボラス氏が所有する充実したトレーニング施設と同氏の事務所の近隣にあるホテルを拠点にした。「(交渉は)年は明けるんじゃないですか」と覚悟を決め、本格的な自主トレを続けていた。
現在、マ軍はチーム再建を進めている。18年はプレーオフ進出へあと一歩まで迫ったが、5月にノーヒットノーランを達成した左腕パクストン、セーブ王の守護神ディアス、主砲カノら、既に10人以上を放出。他球団の若手有望株を獲得し、2〜3年後の世界一を目指している。その中核となるのが菊池だ。
マ軍は3月に東京ドームで開幕戦(20、21日、対アスレチックス)を行う。選手としての出場が見込まれるイチローとともに菊池が凱旋し、日本でメジャー初登板を果たす可能性も十分ある。
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