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広島ドラ1小園“プロ初安打” 実戦8打席目「ホッとしました」

2019年02月13日 05:30

野球

広島ドラ1小園“プロ初安打” 実戦8打席目「ホッとしました」
シート打撃で小園は中前打を放つ(撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 広島のドラフト1位・小園海斗内野手(18=報徳学園)が宮崎・日南キャンプ第3クール4日目の12日、実戦形式8打席目にして「プロ初安打」を放った。記念すべき1本は、昨季リーグ最多勝と勝率1位の2冠を獲得した右腕から。カウント2ボール2ストライクから、見逃せばボール気味の外角低めカットボールを鮮やかに中前に運んだ。
 「なかなか一本が出なかったのでホッとしました。(記念球は)家に飾ろうかなと思います」

 実戦形式7打席無安打で迎えた、この日のシート打撃。1打席目で大瀬良と対戦すると、初球の真ん中付近の真っすぐをフルスイングしたがファウル。「打てなかったのが悔しかった」と話したが、1ボール2ストライクから高めに外れた直球を見送ると「次は絶対に落ちる系が来ると思って待っていました」との読みが冴えた。大瀬良に「一本取られましたね」と言わしめた一打に、小園の顔から笑みがこぼれた。

 2打席目に対戦した一岡からは、フルカウントから四球を選んだ。無走者にも関わらず超速クイックでの投球だったが「(田中)広輔さんに投げていたし、追い込まれたら来るだろなと思っていた」と高卒新人とは思えない観察力も見せた。

 同学年のロッテ・藤原は実戦形式17打席無安打で中日・根尾は2軍調整中。ドラフト1位の高卒野手3人の中で一番乗りを果たし「絶対に先に打ってやろうと思っていました」と密かに抱いていた目標を達成させた。

 13日に日南キャンプを打ち上げ2次キャンプ地となる沖縄に向かう。「シーズンに入ったらもっとすごい球がくると聞いたので、自分はまだまだレベルが低いんだなと思いました」。評価が高まるドラフト1位は、確かな足跡を残して、新たな戦いに挑む。(河合 洋介)

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