DeNA上茶谷、今度は4回完全!伝説の地で開幕ローテ確実に
2019年03月08日 05:30
野球
東都大学野球で2学年上だった「凄い打者」。対戦を熱望した日大出身のリードオフマンを打ち取り、波に乗った。走者を出さず4回へ。先頭の堂上を123キロのカットボールで空振り三振に斬ると、最後はアルモンテを初球の116キロカーブで二ゴロに仕留めた。
開幕カードを戦う中日を相手に4回をパーフェクト。三振は3つ奪った。それでも、口にしたのは「変化球頼みになってしまった」という反省の言葉。前日のブルペン投球から直球が抜け気味だったという。「試合中に修正したかった」と振り返ったが、結果的には変化球の良さを際立たせる内容となった。
ナゴヤ球場で開催された23年ぶりの1軍戦だった。同率首位の中日と巨人が最終戦で優勝を懸けた94年の「10・8決戦」は生まれる前だが、上茶谷は「凄い試合をやった歴史のある球場というのは知っている」と言った。
前身球団の横浜が最後にナゴヤ球場で勝利したのは96年7月31日。上茶谷は、その年の8月31日に生まれている。その右腕がくしくも23年ぶりの勝利投手として球場の歴史に名を刻んだ。「いろんな人に言われて歴史を実感した」と、22歳は笑みを浮かべた。
対外試合3試合、計8回1安打無失点。ラミレス監督は「グレートジョブだった。球種の使い方も良かった」と絶賛し、開幕ローテーション入りにも「まだ何があるか分からないが、今の状態なら間違いない」と太鼓判を押した。31日の開幕3戦目で、同じ中日にぶつける可能性もある。
5日には3季連続優勝を成し遂げた東洋大の同僚で、中日ドラフト2位入団の梅津と焼き肉を食べ、この日もベンチ裏で健闘を誓い合った。周囲の期待は高まるばかりだが、上茶谷は冷静だ。「まだオープン戦。シーズンで抑えないといけない」。その言葉には固い決意が込められていた。(君島 圭介)
▽ナゴヤ球場 1948年(昭23)12月に「中日スタヂアム」として開場。73年の運営会社破綻に伴い、75年から中日新聞などの出資の下、現名称となった。88年10月22日の日本シリーズ第1戦では、西武・清原の左翼場外本塁打が東海道新幹線の線路近くに落下。また、94年10月8日には巨人と中日が同率首位のまま、シーズン最終戦で激突。長嶋巨人が「メークドラマ」を完結させるなど、数々の伝説を残した。最後の1軍公式戦は96年10月6日の中日―巨人戦で、現在は中日の2軍本拠地。ちなみに51、90年には試合中に火災に見舞われたこともある。
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