日本新薬・吹石監督、記念イヤーを白星で飾れず

2019年07月18日 18:20

野球

日本新薬・吹石監督、記念イヤーを白星で飾れず
<NTT東日本・日本新薬>8回、選手交代を告げる日本新薬・吹石監督(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【第90回都市対抗野球大会第6日 2回戦   NTT東日本(東京都)2―1日本新薬(京都市) ( 2019年7月18日    東京D )】 今年創業百周年を迎えた日本新薬が、悔しい逆転負けで初戦で姿を消した。
 7回まで1―0と守りのチームらしい展開。6回を2安打の榎田宏樹、7回から登板した小松高志が三者三振と、あと2イニングを抑えれば勝利がつかめるところまできた。しかし小松が8回1死から四球を出し、左前打を左翼手がエラー。一、二塁が二、三塁となってピンチが広がった。何とか次打者を三振にしたところで、ベンチが動く。

 「三振が取れる投手」と岩本喜照がマウンドに上った。いきなり150キロを計測。力で押したが下川に同点の中前打。向山にはフォークを左前に運ばれ決勝点を奪われた。

 打たれた岩本は「自分の甘さを感じました」とうなだれた。吹石徳一監督は「守りのチームが大事なところでエラーしていてはね。あれで投手にプレッシャーがかかってしまった」と残念がった。

 監督に就任して3年目。過去2回は初戦敗退と、今年こそ連敗ストップを誓っていたが「一つ勝つのは難しいということだよ」と記念イヤーを白星で飾れず無念の表情で東京ドームを後にした。

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