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【芝草宇宙氏が見た注目選手】星稜・奥川はヤンキース・田中のようなピッチングのうまさ

2019年08月13日 08:15

野球

【芝草宇宙氏が見た注目選手】星稜・奥川はヤンキース・田中のようなピッチングのうまさ
<旭川大高・星稜>初戦で最速153キロをマークした星稜・奥川 Photo By スポニチ
 【第101回全国高校野球選手権大会 】 出場49校が全て登場し、元日本ハムスカウトの芝草宇宙氏(49)が今大会の注目選手を挙げた。高校時代は帝京のエースとして春夏3度の甲子園に出場し87年夏にはノーヒットノーランを達成。プロでも通算46勝を挙げた芝草氏が独自の視点で分析した。
 星稜の奥川は、投手「四天王」の中で唯一の出場。改めて見ると、沈み込んで投げるタイプではない。このようなタイプの投手がプロに入ってどう成長するかが興味深い。これだけ甲子園で活躍して、ピッチングがうまいところは田中将大のようだ。当然2位などに残る選手ではない。その状況でスカウトがどう見極めていくか。

 習志野の飯塚は気持ちの強さとセンスの良さがある。星稜や智弁和歌山と渡り合った旭川大高の能登、米子東の森下も十分に力を見せた。また、将来的な伸びしろを感じたのが八戸学院光星の山田。直球が生きていたし、シンカーが有効。死球を与えても崩れないのが良かった。

 野手では八戸学院光星・武岡が光った。智弁学園戦で打った中越えソロ。低めのボールに対応していた。3割打てる打者は低めを捉えられる。智弁和歌山の黒川は順調に育っていると感じた。5季連続出場と野球の運もある。日の当たるところでやれるものを持っているのだろう。(元日本ハムスカウト)

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